2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

針穴モダニズム

地下鉄中央線の西の終点が大阪港駅だった頃、天保山あたりには倉庫や工場が居並ぶだけで、今のような観光施設*1などは何もなかった。四国だか九州だかに向かうためのフェリー乗り場はいかにも場末の雰囲気を醸し出しており、そのうら寂れた風情を旅情と呼ぶ…

アホやぁと皆が笑う

「男子」というタイトルの写真展に行く。梅佳代である。 東京から新幹線で帰阪し、その足で梅田に出る。Hep Five*1にあるHep Hall*2は、かつて蜷川実花も個展をやっていたところだ。同じ場所に進出するとは、うめかよ、さすが木村伊兵衛賞作家である。 会場…

CMにドキドキする

蒼井優がキリンの新しいウーロン茶のCMに出ている*1。緑の草原に赤い衣装が映えて、映えて、映えて、嗚呼、眼福。年甲斐もなくなどと思わないでもないが、気にしない。気にするもんか(何を力む)。 ホワイトな携帯会社のCM、あいかわらずおもしろい。バブリ…

きょうのできごと

夕方まで家でちょこまかと仕事をする。暗くなる前に少し走ろうと思い、5時過ぎくらいから自転車ででかける。 今日は鶴川駅から南方面に繰り出す。どの道を選んでも見えるのは登り坂ばかりである。覚悟を決めて(大袈裟です)登り始めたところ、案外すんなり…

邪悪な読者

斎藤美奈子の『趣味は読書。 (ちくま文庫)』(ちくま文庫)を土砂崩れ必至の山の中から掘り出して読んだ。買ってから3か月も放置していた。先般の男性誌を評したのと同じ調子で、こちらはベストセラーを斬りまくる。少し前に大ヒットした本*1が次から次へと…

保冷ボトルを買った

ポケロケ*1についてきたバイクフライデーのボトル*2は単なる水の容れ物でしかない。それで夏に重宝する保冷ボトルを買った。よく利用するサイクルベースあさひの「ボトル」のページには山ほど商品が掲載されており、何がなにやらという感じでめんどくさくな…

御茶の水で辛さに咽び泣く

辛いものにめっぽう弱いのに、なぜか「辛さに強い人を喜ばせる」ために選ばれた店*1に赴く不思議。恐いもの見たさか? ayanoさんプロデュースの食事会*2に参加すべく、勇躍、御茶の水に向かった。 日曜休業の店の多い界隈なので、あたり一帯の人通りは少ない…

きょうのできごと

午後から渋谷にある同業他社で会議がある。もう20年近くお世話になっている人とハチ公前*1で待ち合わせをし、東京純豆腐*2で昼食をとる。すごく繁盛する店らしいが、開店直後だったので一番乗りだった。オサン二人にはおしゃれすぎる店でスンドゥブを食べた…

会議の一日

まさしく昨日乗った区間、しかも同じ時間帯で電車が止まっていた。巡り合わせの不思議さにしみじみしながら、架線一本のトラブルであれだけ広範囲の路線が止まってしまうものなのかと吃驚する。 http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200706220130.…

オペラ三昧

帰り道のこと。遅い昼食をルミネ@新宿駅8階のラーメン屋で取った後、南口前にあるタワーレコードに立ち寄る。アンナ・ネトレプコがヴィオレッタを演じた「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」*1のDVDを探し出して、ふとあたりを見渡すと、昨年のザルツブルグ音楽…

鶴川から3時間

顧客の活躍ぶりを見るために埼玉へ行ってきた。朝9時半までに行かなければならなかったので、家を6時半に出る。嗚呼、実に片道3時間の旅である。大阪にも帰れるぞ。 6時台の小田急はやっぱり混み合っていて、いつもの火曜日の朝のとなんら変わったところ…

梅雨の晴れ間に

というより、ずっと晴れっぱなしの今日この頃である。気象庁は「雨量は平年並み」と言い張っているが、最後に帳尻を合わせるために、見たこともないような集中豪雨が連続して起こるとか、史上最強の台風がまとめて襲いかかってくるとか、そうした天災に見舞…

鼻歌

仕事帰りにiPodに合わせて田原俊彦の「原宿キッス」を口ずさんでいたら、曲がり角からいきなり現れた人に変な目で見られた。「またか」って言わないでください。

暗いところで待ち合わせ

田中麗奈、お久しぶり。大陸方面の連ドラや台湾映画に出ているとかで、しばらく国内の活動は聞こえてこなかった。このままフェードアウトかと思っていたところ、この映画のことが伝えられた。あ、やっぱりここでも台湾の俳優と共演ですか。 一人暮らしをする…

気球クラブ、その後

付き合いをなくしてから数年後というタイミングで、かつての「友人」「仲間」はいかに関係性を維持しようとするのか、または断ち切ろうとするのか。そういう微妙な気分をうまく絡め取っていると感じた。鬼才園子温監督にしては真っ向勝負の青春映画*1になっ…

あきれた自転車本

昨日のことである。大阪市内の実家へ出向いた帰りに立ち寄った旭屋書店@東梅田で自転車本をパラパラと立ち読みしたのだけれど、酷いのがありますね。エンゾ早川なる人の書いたロードレーサー本がいくつもあって、いくつもあるからにはそれなりに売れている…

どれもビリビリした

本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)』(講談社文庫) 饒舌で暑苦しい文体はちょっと町田康を思い起こさせる。内容の救いのなさ*1とは別に、この悲喜劇の苦い味わいは抜群に気に入った。あんまりおもしろくて途中でやめられなくて一気…

きみにしか聞こえない

あまりにもいい天気だったから、自転車に乗って針穴写真でも撮りに行こうと目論む。ところが、あまりにも暑くて、結局涼しい映画館に避難する。弱虫。成海璃子の新作が公開される日でちょうどよかった。「きみにしか聞こえない」は「神童」「あしたの私のつ…

きょうのできごと

梅雨に入ったばかりだというのに、もう梅雨明けであるかのような盛夏となる。 寝坊して予約していた新幹線に乗れないことが確定。あわてて列車を変更する。 安心したせいか、変更した列車にも乗り遅れそうになるが、ぎりぎりで間に合った。 車中の友は斎藤美…

今日の自炊くん

カレーうどんに羊の肉を使ったら、麺全体に羊の匂い(否、臭いか)がまとわりつくような感じがして、ちょっといまいちだった。冷凍庫に鶏肉があると思って買い物もせずに帰ってきたら、このありさまである。チンゲンサイはうまくなじんでいた。この週末は大…

久々の「のだめ」

二ノ宮知子『のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)』(講談社)が出ていた。毎度お馴染みのおまけ付き*1の限定版もあったけど、私は通常版にする。マングースのぬいぐるみを超えるおまけはないなぁ。三浦しをんの『秘密の花園 (新潮文庫)』(新潮…

薫風にうっとりする

うまく時間のやりくりがついて早めに帰宅できた。昼間は暑くて暑くてたまらない感じだったのが、夕方からは少し涼しい風も吹き出した。昨秋のご近所ポタ*1で連れて行ってもらったときからまた行きたいと思っていた寺家ふるさとの森に行ってみることにする。…

富士山を調べる

見えただけで幸せな気分になる富士山。本*1で知り、人に話してしまってからというもの、もう富士山のことが片時も頭から離れなくなってしまってどうしようもない。すっかり妄想モードに入っている。それで、おそらく同好の士はいるだろうと睨み、先日の朝粥…

夕方の気晴らし

激しい雷の音で目ざめる日曜日の朝。でかけようにもこの天気である。家に閉じこもって仕事などを片づける(ふりをする)。4時くらいから空が明るんできたので、急いで準備をして自転車ででかけた。でかけるといっても目的地などなく、時間も遅いのでなんと…

響かなかった安藤裕子

ツアーファイナルの安藤裕子は疲れ果てていた。声が出ていないし、なにより元気がない。MCが上手でないのは今に始まったことではないが、元気がないから話せば話すほど会場内のテンションが下がっていく。そんなのがはっきりと感じられるのは珍しいことだろ…

中華街で朝粥を食す

横浜の中華街。学生時分に一度行ったきりで、しかもその時にどこの店に行ったのかの記憶すらない。@nak家の(た)さんから、鶴見川を走って中華街までお粥を食べに行く朝練をしようとお誘いを受け、喜び勇んで参加した。 ルートはこちらで*1 → ALPSLAB ROUTE…

東急の街小田急の街

顧客の働きぶりを見るために川崎市の宮前平に行ってきた。東急田園都市線は世田谷の職場から世田谷線経由で渋谷に出るときに使うくらいで、それより西側を利用することはこれまでなかった。東浩紀・北田暁大『東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NH…

今日の自炊くん

木曜日は体力勝負ゆえ、帰る頃には息も絶え絶えとなる(大袈裟)。そしてどんなに疲れてもお腹は空く。一昨日買った高橋みどりの料理本に載っているものをいくつか試してみる。 焼き油揚げはまさに名前通りの一品である。本当は串に刺して火にあぶるのがよい…

夜は四谷で島根料理

東西の温度差といえば、先日の関西系芸人と女優の結婚式テレビ生中継のことを忘れていた。なんでも関西では紅白よりも高い視聴率だったとか。ふーん。私もれっきとした関西人だけれど、まったく見たいと思わなかったのですが。だからといって関東人になりか…

よくある水曜日

昨日の分(島根料理の話)を今日の日付で書いてしまった。直すのも面倒なのでそのままにする。特に何もなかった一日だった。夕方まで職場で仕事をこなす。夕食用の買い物ついでに現像に出していたフィルムや冬物のクリーニングを受け取る。ファイナルファン…