2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうのできごと

新規顧客獲得大作戦の山場を迎える。今日は初日。小手調べで軽く働いてきた。明日から身を粉にして働く(と言ってみた)。 見るともなくつけていたテレビから大阪女子マラソンが流れてくる。よく知っている街並みが次々と画面に現れ、嬉しくもあり、寂しくも…

祇園の姉妹

山田五十鈴、いい。 かの小津安二郎をして「こういう映画は撮れない*1」と言わしめた「祇園の姉妹」には、19歳の山田が出演している。これを見ると、今時の19歳の俳優のあまりの軽さ、薄さ、緩さに呆然としてしまう。圧倒的な存在感と凄みである。 京都の花…

流れる

キャストされる女性俳優陣が1950年代のオールスターと評される作品らしい。幸田文の同名小説を原作とする。 煌びやかな花柳界の裏側を描きながら、時の流れに取り残されて零落するしかない置屋の内実を描いている。田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉…

林檎の板に思う

アップルが新製品を発表した。いつものように日本時間では明け方のイベントである。わくわくしながら夜更かしをした。 iPad http://www.apple.com/jp/ipad/ 新しいものが出た時に、なんのためにとか考え始めると、なかなか踏み出せないものである。ただiPad…

西郷山公園で夕焼け

月末締めの仕事を気にしながら、夕方から自転車ででかける。一日中、椅子に座っていると、体のあちこちからばりばりと音が出てきそうになる。夕焼けに間に合うように行き先を考える。東か西か、多摩川は諦めて、西郷山公園にした。 ちょうど夕焼けの始まる時…

雨月物語

1953年の作品である。溝口健二監督。 上田秋成の「雨月物語」に収められる「浅茅が宿」と「蛇性の婬」の2編に着想を得て、翻案、再構成をしている。もともとの怪異譚のおどろおどろしさを残しながら、巻き込む人間の身勝手さと不条理さ、巻き込まれる側の哀…

1月も最後の週に

まもなく母国に帰ることになる顧客との公式お別れ報告会があった。私のところには女性ばかり4人*1来ていたのだけれど、顔を合わせて話をするのは今日でお仕舞いとなる。一年間だけのつきあいとはいえ、情が移ってしんみりとした気持ちになった。毎年のこと…

このごろのぶつよく

体重計*1を買った。さすがに職場での年1回の測定だけだと、現実を見なさすぎるかと思って。ちなみにつれあいからは裏切り者呼ばわりされる昨今である。細かなデータはpikasyachoさん@twitterに教えてもらった「メタボレコーダー*2」というサイトで管理する…

ROSASで思い起こすUNIQLOCK

知り合いに勧められてベルギーのダンスカンパニーROSASの映像作品を観た。 無機質かつ洒落た空間で、女性ダンサーがミニマルな音楽に乗せて同じ動作を規則正しく執拗に繰り返していく。うーむ、これは、プロフェッショナルなUNIQLOCKではないか!! ROSASのダ…

楽しい会議ってあるの

そして次に襲い来るのはエンドレス会議な日々。今日も朝から夜まで「追風に帆かけてシュラシュシュシュ」と続いた。来週末からは新規顧客獲得大作戦が開始するけれど、事態の芳しくないことが報告されて、アアとかウウとか、無意味に唸ってみた。もっとも同…

ひとまず打ち止め

午後からプレゼンのようなものを二つこなし、年度内のお役目は終了する。あとは会議とか事務仕事のようなものを黙々とこなすことになる。積み上がっている見えない山を崩していかなければならないのに、つい関係のない本ばかりを読んでしまうのはどうしよう…

すごいぞコロダッチ

新しい調理器具が増えた。 昨年末におじゃました「タマタキ*1」で教えてもらったコロダッチ*2である。南部鉄器でできた直径10センチほどの小さなダッチオーブンである。その時はこれで調理した焼き蓮根をいただいたのであるが、これがもうびっくりするくらい…

=草間彌生 わたし大好き

先日のエントリーに書いた「Pen」の草間彌生特集はたいへん読み応えのあるものだった。草間に関心のある者は必読の一冊だろう。そしてそこでも紹介されている草間彌生を追いかけたドキュメンタリー映画「=草間彌生 わたし大好き」(松本貴子監督)もまた必…

雑用のち東京

風呂場の切れた電球を入れ替えたり、リビングの掃除をしたり、郵便物を出しに行ったり、猫の爪研ぎを新しいものにしたり、ちょっとだけ仕事をしたりして、東京へ。

絵画の庭

昨日に引き続き中之島詣でをする。さっさと動いておれば、一日で片づいたものを……。 もともと吹田市の万博記念公園にあった国立国際美術館*1が、中之島の今の場所に移ったのは5年前のことだった。昨日から移転5周年を記念した「絵画の庭」という展覧会が催…

中央公会堂の安藤裕子その3

冬恒例のアコースティック・ツアーも今年で3回目になる。大阪の会場は今回も中之島の中央公会堂だ。重厚な煉瓦造りの近代建築にピアノとギターと歌声だけが響く。 昨年は新しいアルバムが発表されず、秋のシングル曲もいまひとつピンとこなかった。どことな…

水玉とともに大阪

なかなか世田谷線の電車が来ないと思ったら、今日から世田谷ボロ市が始まっていたのだった。ようやくやって来た電車も「超」のつく満員状態で、乗車率100%オーバー間違いなしの混み具合である。それでも暢気に構えていては新幹線に乗り遅れるので、強引に隙…

きょうのできごと

布団をかぶっていても、それを貫くほどの冷気に目覚める。何これ。 年度内のプレゼンのようなものの回数も残りわずかになってきた。ラストスパートの足がもつれ気味……。 家で使っている急須を職場に持っていった。夜、D&Department*1に注文しておいた代わり…

珍しく晴れない気分が続く

昨晩は鬱々とした気分で「浮雲」と一緒に手に入れていた「ディア・ドクター」を観た。映画館で観て以来、二度目である。 折しもこの日に「キネマ旬報」の今年度邦画の第一位に選出された*1。西川美和監督の脚本賞はともかく、なんとなくはらはらさせられる演…

浮雲

きちんと観ていない古い邦画を知りたいと思い、手始めに名作の誉れが高い成瀬巳喜男の「浮雲」を観た。1955年の作品である。 高峰秀子の顔を見ながら、原節子のことを思い出し、当時はああいう鼻筋の通りすぎたような顔が好まれていたのか、私の嗜好とはずい…

写美で写真展をはしごする

休日の朝、世田谷区役所方面へ流れていく新成人の話し声を遠くに聞きながら惰眠を貪っていると、彼らを狙って核兵器廃絶を訴える団体が拡声器で声高に演説をし始めて、叩き起こされた。こやつらの傍若無人な行為の方がよほど核より私の生活を脅かしている。…

家に籠もった結果

土日ともに屋根のあるところでじっとしていた。仕事とかあれこれと。ついでにネット徘徊していたら、いらぬもの(でもないか)をポチポチとしてしまう。 それでも晩ご飯だけはなんとかしないといけない。ここ4日間はラーメン、カレー、ラーメン、カレーのカ…

土偶を楽しむ

東京国立博物館*1で開催中の「国宝土偶展」にでかけてきた。縄文時代に日本各地で作られた人型素焼き人形である土偶は、教科書や参考書、ガイドブックなどで馴染み深いものである。今回は国宝に指定されている3点が初めて勢揃いし、さらによく知られている…

職場で年の初めにしたこと

自室に新しいカレンダーを飾った。蒼井優の。女性誌「装苑」で企画作成されたものらしく、昨年のうちに手に入れておいた。これまでに飾ってあるもの*1と合わせて、ますます不思議な空間になってしまったけれど、まったく気にしていない。部屋を訪れる顧客が…

精神衛生にとても悪い

人の少ないN700系のぞみで東京へ。 前日不調になったMacBookだけかと思ったら、東京で使っているiMacもハードディスクに問題があるとディスクユーティリティが騒ぎ出した。なんということか。おまけにマジックマウスの電池まで切れてしまっている。両機ともD…

猫と戯れる一日

とんでもない時間に目覚めて、今日やったこと。 1 締め切りの近い宿題の仕上げ。 2 翌日の仕事の準備。 3 エヴァ娘サキちゃんの活躍する番組*1の総集編を見る。 4 洗濯と掃除と荷造り。 5 仕事絡みのメールをいくつか送信する。 6 川上未映子のエッセ…

鑑真和上の足跡を辿る

初詣は大阪天満宮と近所の神社ですませた。ついでに太陽の塔にもお参りした。残るは仏関係ということで、鑑真和上縁の奈良の諸寺を巡ることにした。 唐招提寺*1は2000年からの10年にわたる大修理を終えたばかりで、先年の11月に落慶法要を執り行った*2。昨夏…

新年早々熱中しすぎ

時に熱に浮かされるように一つのものにうつつを抜かすことがある。 年末年始は吉岡聖恵の歌声ばかりを聴き続けている。どちらかといえば、彼女の所属するバンドの奏でる音楽は好きなタイプのものではない。詞も曲もまっすぐすぎて照れくさくなる。だからこそ…

ガオーッと吠える

喪中ゆえ新年のお祝いもなく、静かに2010年を迎えた。 寒風吹きすさぶ中、つれあいの実家のあるポートアイランドまででかけてきた。ポートライナーの車両がすっかり現代風になっていて見違えるようだった。御馳走でお腹がくちくなる。せっかく三宮まで出てい…