2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

手練れの人たち

中平卓馬の『来たるべき言葉のために*1』(OSIRIS)を手にとって眺めていると、アレ・ブレ・ボケが森山大道の専売特許でないことがよくわかる。写真史において極めて重要な意味を持つ書が復刊されたことを喜びたい。近年、北海道の写真集を続けて刊行する森…

寝不足からの解放(少し)

宵っ張りな生活であるのをいいことに、連日、蹴球放映を真夜中に楽しんでいる。特に3時半からの方にいいカードが組まれた日には、翌日の眠いこと。さらにおやつの消費量が増加するという副作用も。我ながら危険管理がなっていない。それも決勝トーナメント…

グレーのロマンスカー

あまりよい予報ではなかったので、一日家で過ごすことにして、いつものような仕事をする。夕方になっても降る気配はなく、蒸してはいるものの窓からは青空ものぞいている。気晴らしにポケロケで近所を走ることにした。 小田急線沿いで一休みをしていると、見…

世田谷おやつポタ

@nak家の(た)さんと(あ)さん*1、それにkimrinさん*2、たにぐちさん*3とご一緒する。適当に行きたい店を拾っておいたら、(た)さんがそこをうまく繋ぐルートを設定してくださった。 たつみや(鯛焼き)*4 一尾、完食 N.Y. Cupcakes(カップケーキ)*5 時…

てのうらを返す

またたくまにすっかり様子の変わるさまを表す。露骨に態度を変えるさまを表す。(『日本国語大辞典』第2版) 昨夜はイタリアが予選で敗退するのを見た。フランスも敗れ去り、イングランドは苦戦し、スペインも今日どうなることやら。どうにも欧州の強豪が冴…

白い林檎まで待ち

今日の林檎方面の大騒動*1を心静かに見守る。白が出ていたら、こうはいかなかったはず。梅雨が明けて、真夏の日差しが降り注ぐ頃までじっと待つのみ。 *1:http://www.asahi.com/business/update/0624/TKY201006240152.html

その後のiOS4

iOS4にしたiPhone3GS、快調に動いているものの、ちょっとしたトラブルがないこともない。たとえばカメラロールの写真が一部抜け落ちていたり、絵文字キーボードが設定しているのにも関わらず出てこなかったり。前者は同期し直すと見えるようになるし、後者は…

iPhoneの脳を入れ替える

夜半すぎ、予定通りiPhone用iOSの新しい版がリリースされた。いつものように後先を考えず、さっそくアップデート作業に取りかかり、20分くらいですべてが片付いた。あまりにもあっけなく終わって拍子抜けする。 何かできるようになった*1からということでは…

夏至がどうした

すぐに電池が切れてしまう電動自転車を駆って、あれこれの用事を片付ける。それから猫と遊んだり、持ち帰っていた仕事を少々やっつけたりして、夕方の新幹線で東京へ向かった。 静岡では車窓から等身大のガンダムが見えた。ガンダムのことは何も知らないので…

妙見山で鳥見

バードウォッチングを趣味にしている友人に誘われて、大阪北部の妙見山に鳥見にでかけてきた。非アウトドア派を自認する私には足を踏み入れることのない領域である。駅前の集合場所には二十名ほどが集まっていただろうか。やがてゆるゆると出発する。リーダ…

きょうのできごと

エンドレス会議日。 その前に顧客が個別相談に来るということで、職場の自室で待って相手をする。2年かけてやることだから、軽々と決められないという悩みはよくわかる。 昼は社員食堂で冷やし中華を食す。今年初めて。これを食べると夏を感じる、気がする…

めったに行かない千葉

松戸へ。朝8時半には着かないといけないため、ありえない早起き*1をしてでかけた。7時そこそこの時間でも、世田谷線、田園都市線、千代田線、どれもこれも混み合っていて驚いた。こういう通勤をしたくないため、今の仕事を選んだ、というわけではないけれ…

iPhoneの目

家で蠢くように仕事をする。いい加減座り続けるのにも飽きてきた頃、青空が見えたので、自転車で新宿まででかけることにした。 エプサイト*1で開催中の三井公一*2写真展「iの記憶」を見に行く。すべてiPhoneで撮影、加工した写真が展示されている。しかし、…

楽しい一時

用があって職場の自室を訪ねてきた顧客たちが、iPadを触らせて下さいなんて言う。今日は家に置いてきたと答えると、なんでですかと不満そうな口振りである。私は林檎屋の行商人ではないのだよ、今日は用がないからね、そんなことを答えながら、あれは楽しい…

雨に降り込められるも愉し

朝から雨が降り続いているのをいいことに、家から出ないで自分の仕事を進める日にした。一昨日に報告した内容をきちんとしたものにまとめている最中で、早いところ手を離してしまいたいと思いながら、ひたすらキーボードを叩きまくった。 その合間に昨日ピナ…

私と踊って

ヴッパタール劇団の「私と踊って*1」を新宿文化センターで観た。 劇団創設者のピナ・バウシュは昨年6月に急逝した。主宰者亡き後の劇団はどうなるのだろうと心配してみたものの、そう簡単に消えてなくなるものではない。ドラえもんもサザエさんもしんちゃん…

働きましたよ

午前中は顧客絡みの問題が発生し、事情聴取のために出勤する。ついでに午後の資料の準備もする。 昼からは渋谷方面にある同業他社に赴く。4年間のプロジェクトも今年度でおしまいである。早いものだ。いつもやっているのとは違うプレゼンのようなものをこな…

顧客の視察など

この時期の恒例催事である顧客の外での営業ぶりを視察してくる。小田急に乗って久しぶりに多磨方面まででかけてきた。以前の職を思い出したりして、甘酸っぱい気持ちになる、というのはちょっと違うか。戻ってきてからは、土曜日の別の催事の準備などを進め…

今日の獲物

仏像を切り紙細工で作るということを果たして自分がするのかどうか、というようなことはこの際考えない。木彫りは無理でも紙ならできそうという幻想妄想こそが大事である。仏像を自分で彫ろうという本はほんとにあるからね、やろうと思う人が少なからずいる…

きょうのできごと

丑三つ時に新しいiPhone4*1が発表される。現行機をブラッシュアップした外観はもとより、iOS4によって実現される数々の新機能に、すっかり骨抜きにされてしまった。二週間後の発売日*2に、さて、私はどうしているのだろう。 午後からの出番に備えて、早起き…

シーサイドモーテル

山奥にあるのに「海辺のモーテル」と名付けられた場所を舞台にする。すでにこの時点で大いなる虚構が組み上げられている。四室それぞれに物語が進行し、登場する人物はみな腹に一物を隠し持ちながら、いかにして相手を騙しきるかに腐心する。やがてそれぞれ…

ちょっとだけ手を入れる

大阪常駐にしたtikitにまたがって、イトーサイクル*1へ向かう。前日のわかりやすい暑さとは違って、熱気と湿気が籠もったような嫌な感じがある。汗もじっとりとまとわりつくように流れてくる。ああ、嫌だ。 スペアのタイヤチューブがなくなり、夏用のグロー…

はりたま4の相談

ものすごく暑くてたいへんな土曜日だった。お昼から万博公園に出向いて、この秋の針穴魂の4回目の写真展の相談をした。なぜかこんな場所で。太陽の塔は今日もかっこよくそびえ立っていた。 電動ママチャリの充電池がすぐに減ってしまってめんどくさいことに…

懐かしい王子に再会

iPad/iPhone用のおもしろそうなアプリがないかとiTunesのapp storeを彷徨っていると、とても懐かしいタイトルが目に飛び込んできた。「プリンス・オブ・ペルシャ*1」である。 1991年の秋に初めてのマックを手に入れて、ほどなくこのアクションゲームに出会う…

林檎板を実戦投入

先週の発売日に手元に届いたiPad*1を本業のプレゼンのようなものに投入した。 これまではMac上のkeynoteで作成したファイルを画像として書き出し、それをフォルダ単位でiPod nanoに読み込ませて、プロジェクターに投影するという手順を踏んでいた。確かに持…

裏切りの日

朝、目が覚めたら、鳩がいなくなっていた。この国にはもうじっくりと構えて長期的に何かを成し遂げるという発想自体が失われてしまったのだろうか。する側もだけれど、させる側にもまったく堪えるところがない。目立つのはお手軽なリセット感覚と極端なミー…

劇団、本谷有希子「甘え」

自意識が過剰なのに、否、過剰なばかりに、まったく自分が見えなくなってしまっている人々が、壮絶かつ滑稽な鬩ぎ合いをする。 物語が前に進んでいるのかどうかよくわからない舞台*1を見た後なので、物語らしきものがそれなりに形になっていることに少し安心…