音楽

「ヘタレ」という名の怪物

すでに種々のメディアで報じられているとおり*1、過日、某巨大アイドルグループ内の序列を決める年に一度の「選抜総選挙」が開催され、2013年は指原莉乃さんが1位に選出された。思えば長い道のりだった。選抜にも入れない不遇の時代から応援している者(=…

浜松で馬鹿騒ぎ

いろいろあって、このブログを2週間も放置してしまった。そのままフェードアウトしようかとも思っていたのだけれど、ももクロちゃんのライブを見たら、黙っていられなくなった。静まりかえった夜半の浜松のホテルで、こうして駄文をものしている(笑) 春の…

みてみてZ女をPUSH

ももクロちゃんの新曲発売日なのである。 表題作「Z女戦争」のことは、6月12日の記事*1に書いた。公開されたPVをすでに何度リピートしたことか。すっかりお気に入りになっている。あらためて音質のよいCDで聴き直すと、これまで気がつかなかった細かい作り込…

非日常に救われる日常

毎年この時期に行われている顧客による実践演習(のようなもの)の見学に行くはずだったのだが、親類に不幸があったということで、中止になった。空いた時間はのんびり、ということにはならず、今週から来週にかけて押し寄せてくる会議のための資料作りに翻…

1年ぶりの劇場公演

年に一度当たればいいと言われている四十八人衆の本拠地公演に、本当に1年ぶりに当選した。なんだかなぁ。いや、贅沢は言うまい。総選挙直後のこのタイミングで、4位に大躍進した指原さんが出演するチームA公演を見られるのだから。 1年前の公演 → http:…

耳に染み入るチェロの声

まるで哲学者のような風貌でステージ上に現れたマイスキーは、ステージ中央の椅子に腰掛けるやいなや、バッハの音楽を奏で始めた。一瞬にして彼のチェロに引き込まれる。颯爽と演奏する姿はどこまでも若々しい。 バッハの無伴奏チェロ組曲と言えば、パブロ・…

安藤裕子の復活

1週間前の東京公演では、途中で歌えなくなり、予定された曲の演奏がされないまま終演になってしまった。もともと日(あるいは体調、気分)によってライブの出来不出来の差の激しいアーティストではあったけれど、途中でやめてしまうことはさすがになかった…

地獄という名の天国

日曜日に早起きした。普段はまずないことである。そしてこの日のももクロちゃんのライブチケットを手に入れる算段をした。無事にミッション・コンプリート。もともとは新宿の映画館で生中継を楽しむつもりにしていたのだけれど、どうにも昨日のだけでは収ま…

もも指のコラボ

4ヶ月ぶりのももクロちゃん現場。どんどんチケットが取れなくなり、某オークションでは天井知らず*1の値段がつけられるほどになってしまった。なんとか確保できた初日のチケットを握りしめ、勇躍、横浜アリーナに向かったのだった。 「ももクロオールスター…

勢いをつけて始動、のはず

新年度のプレゼンのようなものが始まった。いきなり体力勝負の木曜日であるが、今年と来年は妙な「役割」を引き受けてしまったため、一枠減らしてもらっている。減らしてもらうほどの仕事をするのかどうかは、ふ・め・い。数はともかく、久々の出番ゆえ、緊…

アウェイ感を感じるライブ

前に大阪城ホールにでかけたのはいつのことか、思い出せない。この日記全体で検索をかけてもひっかからないので、少なくとも7年は行っていないということだ。7年分くらい自分の頭の中に入れておけというのは、また別の話。 朧気な記憶の中で、大阪城ホール…

宇宙海賊世界制覇目前

もはや祭である。 先週あたりからのももクロちゃんの地上波放送への露出加減は半端ではない。しかも名だたるバラエティー番組*1ばかりであって、ほんの数ヶ月前までの状況*2とはまったく変わってしまっていることを強く感じる。そういえば今朝の情報番組*3で…

古めかしくて萎える

京都から東京へ戻ると、今週水曜日にリリースになったものがドカドカと届いていた。 月末に解散する東京事変のライブアルバムやブルーレイ映像の出来のよさに胸を熱くし、上原ひろみのフランス(MARCIAC)公演映像で感激を新たにしたりする。そして四十八人…

さっしーかしゆかを一日で

今日のために、期限のある仕事は何が何でも終わらせておこうと、正月に誓った。結局、前日に仕上げたので、ぎりぎりという不細工なことになってしまったが、それでも肩の荷を降ろしたことには違いない。指原さんと樫野さんを一日で楽しめるなんて、まずない*…

テレビの中のグールド

昨年末に手に入れたグレン・グールドの映像作品を少しずつ見ている。「On Television: Complete CBC Broadcasts 1954-1977」というDVD10枚のボックスセットで、グールドがカナダ放送協会の制作する番組で演奏し、後に保管されていた19時間以上の映像(未発表…

さいたまで荒ぶるZ

「いいかお前らーっ! 今年1年ありがとよーっ! 来年も時代のド真ん中行くから、お前らだまってついて来ーい!」 はい、ついていきます。玉井さんに言われるまでもなく。 すさまじい勢いで揺れるサイリウムの光の海を見て、演者でもないのに胸が熱くなる。…

2人でさとがえる

いろいろな方面のアーティストとの共演を果たす上原であるが、何の違和感もなく素直にその世界に入り込めるのが、矢野顕子とのコラボレーションである。幸運なことに過去の3回の共演に接することができ、いずれもたいへんに心を打たれた。思えば上原ひろみ…

音楽は人から生まれる

毎年12月は上原ひろみのライブにでかける。東京に出てきて7回目の冬もそれは変わらない。今年はアンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスとのトリオでのツアーである。二日間の東京公演はそのファイナルとなる。 夏の東京ジャズでこのトリオの演奏に…

この林檎は初めて

椎名林檎とは誕生日が同じである。もちろん歳は違う。でもなんとなく一方的に親近感を覚えている。射手座万歳。 椎名林檎も東京事変もけっこう長く聴いているのに、なかなかライブに接する機会がなかった。チケット、取り忘れたり取れなかったりで。それが、…

お台場でシュプレヒコール

夏のボイン会*1以来のももクロ現場である。 物販は早朝から列ができていたそうだ。しかし、グッズには興味がないので、開演ギリギリを狙ってお台場に向かった。基本的にオールスタンディングはくたびれるから好きではないのだけれど、ももクロだけは別という…

☆JPN☆

2年4ヶ月も待たされた挙げ句、既発シングルばかりのベストアルバム様のものを出されてもなぁと、あまり期待しないでいたら、いきなり目から星が飛び出すくらいの心地よい出来だった。 「レーザービーム」や「GLITTER」「不自然なガール」などはアルバムの…

ももクロやのひろみ

水曜日は新譜の発売日である。今月はリリースラッシュで「笑顔が止まらない@走れ*1」。昼下がりに世田谷緑道散歩をして帰ってきたら、郵便受けに待っていたものが届いていた。 ももクロちゃんの「労働讃歌」と矢野顕子・上原ひろみの「Get Together -Live i…

たいていペラオ

いつもの部屋に入ると、顧客が数人しかいない。なんだなんだと確認しに戻ると、ちょっとした手違いで、今日の私のプレゼンのようなものが休みという情報が出回っていたのだった。まぁそういうこともあるかと諦める。今日の分の尻拭いは年が明けてから。 午後…

仕掛けがないとつまらない

テクノポップ三人組*1が半年ぶりに新曲をリリースした。今月末には2年4ヶ月ぶりというアルバムも発表する。そして年明けからはライブツアーも、とこう書くと、なんだか盛んに活動しているように見えるけれど、実際にはそうではない。とにかく仕掛けがない…

木枯らしに吹かれながら

長らく部屋の置物と化していたポケロケに久しぶりに跨がる。来週末に自転車仲間としまなみ海道へ遠征するのに、夏から乗っていないのでは、どうなることやらと心配になったのだった。 走り出せば暑くなるだろうと思い、軽装で出撃する。コースは【世田谷→二…

マーラーを聴きながら林檎を妄想

村治佳織の新譜が届いた。少々気取った物言いだが、宅配屋が届けてくれたという文字どおりの意である。15歳でデビューした彼女も、もう33歳、リリースしたアルバムは今作で19を数える。なんだか最近こういう他の事象で自らの加齢を実感することが多いような…

云十年を巻き戻す

5月に予定されていたTOTOのライブは、震災の影響で秋まで延期となった。ほとんど忘れかけていたのは内緒だ。日本では6公演するのだけれど、かつてのTOTOを知っている者としては、どの会場もなんだか箱が小さくて哀しい*1。全盛期なら軽くドームツアーいけ…

文化庁公認アイドル

2011年9月10日(土)から10月2日(日)まで、ドイツで「文化庁メディア芸術祭*1 ドルトムント展 2011」という催事が開かれている。 ドルトムント展 → 概要 文化庁なんて名前を見ると、なんだかお堅い印象があるけれど、当該サイトの趣旨説明ではこうなってい…

矢野上原の力業

昭和女子大学の人見記念講堂で矢野顕子と上原ひろみの共演があった。思えば、初めて上原ひろみの生演奏に接したのが、今日と同じ場所での同じプログラムだった。 2006年12月8日の日記「矢野顕子×上原ひろみ」 聴きたくて聴きたくて仕方のなかった上原のピア…

飛行船の奏でる音

ネットワーク・オーディオのための機器を妄想していて、いろいろと乗り越えるべき山のあることを知る。 当初は真っ当なシステムを構築すべく、ルーターにNASやネット対応のオーディオセットをぶら下げることを考えていたのだけれど、さていよいよ「ポチッと…