レースのことあれこれ

morio01012008-06-12

  • オベ・アンダーソンがラリー中の事故で亡くなった*1。アンダーソンといえば、欧州でのトヨタのレース活動(WRCル・マン、F1)を通じて、多大な功績を残した人物である。中でもWRCにおいては、80年代から90年代にかけて幾度も王座を獲得するという偉業を達成した。あの頃、アンダーソン率いるトヨタランチアと激しくも魅力的な鍔迫り合いを演じていた*2サインツカンクネン、オリオールらが勇躍セリカを駆っていた姿が懐かしく思い出される。
  • ジャック・ビルヌーブが今週末に開催されるル・マン24時間レースに参戦している。チームは優勝候補筆頭のプジョーで、しかもエース待遇のマシンのメンバーである。もし優勝すれば、F1、CARTル・マンというメジャーカテゴリーをすべて征した史上初めてのドライバーということになる。ムラッ気を起こさずに最後まで走りきってもらいたい。
  • 先のカナダGPにおいて、ルイス・ハミルトンがピット出口で一時停止をせず、ライコネンに追突してリタイヤに追い込んだ。ライコネンのファンとして許せないということではなく、赤信号を守れない(=安全を守れない)ドライバーがレースに参加しているとはね。そういえば、かつて赤い車に乗っていたどこかの暗黒大王もよくルール無視をしていたな。

*1:http://auto-g.jp/index.php/mo/News/ac/Detail/NewsId/9844

*2:なお同じ時期のF1では、ホンダがセナを擁して黄金期を築いており、奇しくも世界選手権の名を持つ二つのレースを日本のメーカーが制圧していた。