皇帝様で淀川へ行く

暑い。Tシャツ一枚で十分である。娘を連れて車でモスバーガーへ行った時も、車内は夏真っ盛りの暑気であった。
涼感を求めて、淀川まで自転車で行くことにした。大阪には廃車寸前のMTBの他に、ランドナー*1と小径折り畳み車*2、さらに電動ママチャリを自分用として待機させてある。一番稼働率の高いのは電動ママチャリであるが、今日は久しぶりにランドナー*3を引っ張り出してみた。久しぶりということばに偽りはなく、前後のタイヤがペコペコになっていた。まずは空気入れから始める。へこへこ。
R0011525 R0011538
いつもの川伝いのコースで淀川までゆるゆると走る。クロモリフレーム、ロングホイールベース、太目のタイヤのエンペラーの乗り心地は、やっぱり安定感があってすばらしい。こと走るということに限れば、ポケロケの方が断然よく走るのであるが、エンペラーの包容力のある優しい乗り心地は、ロード系のポケロケのよくするところではない。もちろん自転車の性質がまったく違うから当たり前である。
淀川河川敷は空がどこまでも高くて、ものすごく気持ちよかった。夕刻の川風は肌寒く感じるほどだった。あまり人が多くない右岸某所でしばらくぼんやりする*4。こういう時間を持てることはありがたいことだと柄にもなく思う。夕焼けが見事だった。赤川鉄橋が真っ赤に染まっていた。
photo photo IMG_0118
家に帰ったら、いつものように猫と遊んで、手に引っ掻き痕をたくさんつけられる。今日の写真、カラーはGRD2で、モノクロはiPhoneである。

*1:丸石エンペラー

*2:BD-1

*3:中長距離旅行用の自転車。非常に趣味性が高く、ランドナーの様式について一家言を持つ中高年サイクリストは多い。ただし、現在ではランドナーの完成車を売るメーカーが激減し、完全に絶滅危惧種となってしまった。

*4:左岸は野球場やサッカー場が多く、散歩する地域住民も多い