文化庁公認アイドル

morio01012011-09-10

2011年9月10日(土)から10月2日(日)まで、ドイツで「文化庁メディア芸術祭*1 ドルトムント展 2011」という催事が開かれている。
 ドルトムント展 → 概要
文化庁なんて名前を見ると、なんだかお堅い印象があるけれど、当該サイトの趣旨説明ではこうなっている。

日本のメディア芸術を積極的に海外発信するため、文化庁メディア芸術祭海外展を開催しています。文化庁メディア芸術祭の受賞作品を中心に、マンガ、アニメーション、ゲーム、インタラクティブアート、Web作品など、日本の最先端のメディア芸術作品を総合的に展示・上映し、解説、デモンストレーション等も実施しています。

ちょっと前のエントリーに書いた「クールジャパン」を代表するような作品を広く海外にも紹介して、日本という国とその文化を理解してもらおうということのようである。今年はそれがドルトムントで開かれているのである。
出展作品は上記の概要を見ていただきたいのだが、アニメの部門では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」や「攻殻機動隊」「イノセンス」「涼宮ハルヒの消失」「サマーウォーズ」「時をかける少女」「崖の上のポニョ」など、作品の善し悪し好悪はともかく、錚々たるタイトルが居並んでいる。他の部門でも高い評価を得ている作品や作家が選ばれていて、同じことを日本でやれば、相当な動員を見込めるだろうことは明らかである。
ここで終われば、「ああ、そう」となってしまうところ、わざわざエントリーにしたのは、他でもない、目下個人的にイチオシのももいろクローバーZが文化庁お墨付きの現代日本文化を体現するパフォーマーとして、現地でライブを行ったのである。すごいぞ!
昨夜はそのライブがネットで完全生中継された。びっくりさせられるのは、欧州人が日本のファンと同じようにペンライト片手にノリノリになっているのである。どうやらコラボした初音ミクあたりがお目当てであったようなのだけれど、初めて見るももクロの強烈なパフォーマンスにすっかりやられてしまっている。アスリートもびっくりの彼女たちの動きを見れば、なにかただならぬことが目の前で起こっていることは誰にも理解ができるだろう。丑三つ時にマックの画面を睨みながら、「ほぉ」とか「うわぁ」とか言っていた。

ももクロの当面の目標である紅白出場に大きく近づいたのではないかと強く感じた。なんといっても「文化庁公認アイドル」ですから。

涼宮ハルヒの憂鬱」でおなじみ「最強パレパレード」@ももクロドルトムント