近所のパン屋

世田谷には評判のよいバン屋がたくさんある。ブログやサイトを持っているところも多く、時々情報を得るためにちらりちらりと眺めたりする。そのうち近所の2軒のお店(SとPとしよう)のものが何やら不穏である。いや、2軒じゃなくて、Sの動きに対して、もう一軒のPが後出しジャンケン的に嫌な絡み方をしている。以前から気になっていたのだけれど、最近さらに酷くなっている。たとえばこんなの。
まずSが「困ったものだバター不足」と書いたら、Pが「突然ですが」の中でSの使っている食材を取り上げて、放射能の危険性を煽る。ちなみにここの店は放射性物質を100%近く除去できる浄水器を使っていると豪語している*1。ほんまかいな。で、次に、Sが「只今シュトーレンは澄ましバターに入浴中」と書いたら、Pが「シュトーレン」という記事で、今時そんな古臭いこと(バター漬け)をやってんじゃないよという調子で叩く。
どっちがどうということではないけれど、正義感やリゴリズムが過ぎると醜悪に見える。時には品性を疑う。Pのやっていることを見ていると、ついそんなことを感じてしまう。食べ物屋はおいしくて安全なものを売ればよい、職人の人格なんて関係ないと言う人もいるだろう。それはそれで見識である。でもね、他者を貶めて自分を正当化するのはどうにも違うんじゃないかと思うのだ。
で、私、Sではしばしば買い物をしますが、Pでは一度も買ったことがありません。念のために申し添えるけれど、パン屋としてのPを貶めようとか、商売の邪魔をしようとか、そういうつもりはまったくない。自分の財布の紐を緩める気になるかならないかという、極めて個人的な事情です。

*1:放射線測定器を持ち出して、あちこちで計測した数値をブログに書いている。親切かお節介か、かなり微妙。