両者の違いに吹いた

スティーブ・ジョブズが後継者のティム・クックに贈った言葉。

ただ、当のジョブズ氏は後任の最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏に最後にこんな言葉を贈ったという。「自分が正しいと思うことをしなさい。彼(=ジョブズ氏)ならどうしただろう、と決して考えてはいけない
朝日新聞2011年11月28日付記事

橋下徹大阪市の各区長に指示を出した際の言葉。

別の区長は橋下市長への返信メールで、プロフィルなどの掲載を「これまで少し遠慮していた」と打ち明けたが、橋下市長は「遠慮は不要。区長は僕の代わりで、僕だったらどうするだろうと考えて思いっきりやってほしい」と再返信した。
読売新聞2012年1月14日 付記事

この違い。
畑違いのジョブズと橋下を比べてどうこうというつもりはないけれど、あまりの意識の違い、差に唖然とするばかりである。傲慢不遜で一括りにされそうな両者ではあるが、根本のところ(志や大局観の有無あるいは支配欲、品性)はまったく違うと感じられる。橋下の下ではよりよいものを生み出そうという使命感など醸成されないだろう。
ああ、嫌だ嫌だ、なんとかならないものか。もちろん後者ね。「あの人なら……」なんてことを考えていたら、いい仕事など絶対にできやしない。