F1あれこれ

2007 FIA F1世界選手権総集編 完全日本語版 [DVD]フジテレビのF1総集編はたいてい年末のぎりぎりにあったはずなのに、今年はもう放映されてしまった。すっかり油断していた私は、娘に録画しておいてもらうように頼むこともできず、寝ぼけ眼で、時々は目を瞑ったままで、なんとか最後のブラジルグランプリまで観た*1
総集編といえば、FIA謹製の「2007 FIA F1世界選手権総集編 完全日本語版 [DVD]」が手元にあるわけだが、フジのは舞台裏に光を当てて「波瀾万丈の人間ドラマ」を極端に強調する。これはこれで嫌いではない。特に今年は「泣いて笑って喧嘩して*2」で、番組作りのネタには事欠かなかったであろう。浪花節万歳。もともとフジは「皇帝を破った最年少王者」とか「史上最強のルーキー」とか「反撃する赤き北欧の狼」とか*3、とにかく各ドライバーのキャッチフレーズを作って、強引にドラマ化してますからね*4。一方の謹製の方はひたすらレース(含む予選)の記録集として作られている。各コースの車載映像をドライバー自身が解説するのは謹製ならではだろう。
さて、アロンソルノー復帰が決まり、その同僚はネルソン・ピケ・ジュニアになった。シートを奪われたフィジケラには気の毒だけれど、この組み合わせの方が圧倒的に興味深い。来シーズンの二世ドライバーはピケ、ロズベルグ、中島の三人になる。マクラーレンはハミルトンとコバライネンという次世代を担う新鋭の組み合わせで、これもおもしろい。まぁ、ロン・デニスはハミルトンを贔屓するだろうけど。ロス・ブラウン*5を獲得したホンダにも注目。前任者のニック・フライじゃ小物すぎて、デニスやトッドやブリアトーレやウィリアムズとは渡り合えないから。
来季を妄想するだけで楽しくなってきた。妄想は得意。

*1:観たと言えるのかどうかかなり微妙

*2:アロンソvsハミルトン、アロンソvsロン・デニスマクラーレンスパイ疑惑、四天王対決、最終戦大逆転などなど

*3:すべてうすぼんやりした記憶に基づくためかなり出鱈目です

*4:今年の中継オープニングのアニメ映像は酷かったなぁ

*5:釣り休暇をくれと言い出さなければ大丈夫だろう