2006-01-01から1年間の記事一覧

山本容子『犬は神様』

大掃除や片付けなどをしながら普段はかまってやれない猫の相手をしていると、「ちゃんと掃除をしなさい」と娘に叱られる父親。大晦日のとある風景。 猫との生活を描いた本では町田康の『猫にかまけて』(講談社)が断然素晴らしいと思っているのだけれど*1、…

久しぶりの京都

仕事絡みの研究会のため、京都へ赴く。普段は近場しか走らせない車で高速を突っ走る。突っ走るといってもあの車だから、ちっとも突っ走っていないのだけれど*1。 この会がスタートしてもう18年か19年になるはずで、構成メンバー5名に入れ替わりはないものの…

きょうのできごと

先夜は小田和正の番組などを見てしみじみしてしまう。昔の持ち歌はもはや懐メロの領域である。とりあえず録画完了。 今日は3人で買い物に出かける。梅田に出るとちまちまとした物欲が湧き起こって困るが、CD*1とか、公用の靴*2とか、雑誌*3とか、万年筆*4と…

パノラマ写真その後

『大人の科学』vol.14付録のパノラマピンホールカメラで写したフィルムをようやくスキャンした。千里北公園で撮ったものをご披露*1。 どこかに旅立ってしまった針穴には未練はないが、うまく撮ってやると、気持ちのよいのができそうな感じがする。年末年始の…

矢野・上原・テレビ

12月8日の公演*1がスペースシャワーTV*2で放映された。当日の会場の緊迫した気配、雰囲気がダイレクトに伝わってくるような放送だった。再放送は28日21:00、31日26:00、1月4日20:00、そして1月6日24:30から、それぞれ一時間である。同局を見られる環境にあ…

運次第

二日前にどうするか迷って、結局買わなかった赤いスニーカー。それが同じ店で今日は三割引になっていた。運がよいけど釈然としない。もし一昨日買っていたら……。運の使い所は難しい。自分で決められないしね。写真はそのスニーカーの空き箱に座り込む雌猫S…

鉄コン筋クリート

原作の絵に濃密な圧縮空気を送り込んだかのような映像を背景にして、クロとシロがスピーディーに動き回る冒頭を見ただけで、すでにこの作品の凄みを感じることができた。「俺の街」宝町は確かにそこにあった。 監督のマイケル・アリアスは「これは、愛、友情…

パノラマピンホールカメラを試す

先日手に入れた『大人の科学マガジン Vol.14 ( ステレオピンホールカメラ ) (Gakken Mook)』(学研*1)の付録パノラマピンホールを試すべく、近所の千里北公園まで車を走らせた。この公園は何もないのがよいところで、こじんまりとした丘陵が散策や眺望にも…

今日ののだめ

終わっちゃった。RSオケのシーンはちょっとあざとい感じがしたなぁ。原作では「RS→打ち上げ→大川」となっていて、もっと軽い感じだったのが、あそこを無理やりクライマックスにするためにエピソードの順番を入れ替えたように見えた。原作通りの順番にして、…

昨日の車中の隣人

ライブの興奮さめやらぬまま飛び乗った新幹線で、浦沢直樹『PLUTO 04』を味わっている*1と、真後ろの中年女性が声高に携帯電話で話し始めた。「おいおい」と思ったが、ちょっとくらいならと辛抱していたところ、何度も何度もかけては、けっこうな時間、話を…

日本以外全部沈没

公開時にはずいぶん評判になっていた作品である。でも、どこがおもしろいのか、私にはさっぱりわからなかった。筒井康隆の小説に散りばめられた「毒」の上澄みだけをすくった、底の浅い映画ではないか。中国人や韓国人に神社に参拝させたり、虐殺の事実は海…

上原ひろみ&熊谷和徳

今年の東京生活の締めくくりは上原ひろみ(ジャズピアノ)と熊谷和徳(タップダンス)のコラボである。秋にチケットが発売になったときには今ひとつそそられるものがなかったのに、矢野顕子との共演、ソロ公演を立て続けに観て、「タップダンサーとの共演だ…

最近の川上弘美

どうも低調ではないか。世の中の事情や人間関係に違和感を覚え始める高校生の日常生活を描く『光ってみえるもの、あれは (中公文庫)』(中公文庫)を読み終えたのだが、唯川恵や角田光代と同じく「それがどうした、このヤロー」的な読後感しかないのだ。思い…

野村恵子写真展

小さな顧客との忘年会までの時間、大掃除とか年末の片付けとか、そういうことをしようと思いながらまったりしていると、写真展*1の営業に忙しい亀仙人*2からメールが届いた。 どれも絶品。必見。明日まで。 野村恵子*3の写真展のことである。こんなメールを…

業務終了

年内の定例業務は本日で終了した。あとは大掃除とか宴会とか。ふぅ〜。

惜しまれる人

昨日は訃報があいついでいたが*1、最近亡くなった人で「ああ、そんな……」と思ったのは、スイス出身の元F1レーサー、クレイ・レガツォーニである。12月15日にイタリアで事故を起こし、67歳で亡くなったと報じられていた*2。初めてF1に興味を持った頃、彼はフ…

迎撃宴会で鴨を喰らう

来月、東京で個展*1を開くatcyさん*2が事前打ち合わせのために上京してきた。せっかくの機会だからと仲のよい面々に声をかけ、食事でもしようということになった。待ち合わせは銀座のアップルストアである。iPod shuffleを買うのを迷っているしきはんさんを…

小忘年会

今朝の小田急はいつにもまして大混雑しているように感じた。通勤ラッシュ時の小田急に乗るのも、年内は今日でひとまずお仕舞いとなる。ふぃ〜。夕方まで粛々と4セットをこなして、その後、同僚*1、大きな顧客たち*2と下北沢でプチ忘年会をする。居心地のよ…

今日ののだめ

最終回前の「溜め」なのか、スピード感、爽快感にやや欠ける展開だった。来週はすべてをすっきりさせてもらおう。千秋がのだめを思うシーンで流れていた緩やかなピアノ版ベト7はとてもよかった。

ほしいも

秋から急に担当することになったとある仕事も、今日でひとまず最終となる。残りは顧客から出てくる書類の検分のみ。とはいえ、火曜日や木曜日の分はまだまだ続いていくのだけれど。午後からは火曜日に必要なものをせっせと片づけていたのだが、なんだかはか…

そして東京

年内最終週のお勤めのために夕方ののぞみで東京へ。乗り込む前に駅の書店で谷川俊太郎『風穴をあける (角川文庫)』(角川文庫)と千住博『ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)』(朝日新書)を購入する。読みかけの川上弘美の小説が鞄…

鉄コン

やらなきゃいけないことを大阪に持ち帰ってはいるものの、三週間ぶりの帰阪ゆえ、家族サービスは欠かせない。娘があれこれと買いたいものがあるらしくて、それじゃあ梅田にでも行くかと、二人で車に乗って出かけてきた。堂島のジュンク堂書店にも立ち寄る。…

会議とはままならぬもの

会議三連発の日。二つ目までものすごく順調に終わって、これは楽勝かと思いきや、二つ目と三つ目の間に差し込まれた出なくてもよい別の会議が長引き、怪しい気配になる。三〇分待ちのはずが、二時間も待つことに。その怪しさを引きずったまま三つ目に突入し…

今日のVOX

子供の頃好きだった本は何ですか? ほとんど本を読まない子供だったのだが、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズはおそらく全部揃えて持っていたと思う*1。童話とか伝記とか世界名作ものとか、およそ子供が読んでいるはずの物語類は手にしなかったのに、なぜこれ…

家に籠もる

連日の「生」体験の衝撃からか、あまり出歩く気分になれず、今日は家に閉じこもって片付けをしたり、仕事をしたり、本を読んだり、音楽を聴いたり、スパゲティを食べたり、まぁそんなことをして雨降りの一日をやりすごした。 昨日、安藤裕子のライブに行く前…

締めは安藤裕子

夕方の早い時間に歌舞伎は終了とあいなる。そのまま渋谷に出た。そういえば去年も観劇の後、渋谷に出て、風間志織監督の「せかいのおわり」を見たのだったなぁ、などと思い出しながら、安藤裕子*1のライブが催されるSHIBUYA-AXに向かった。この秋の「わが心…

元禄忠臣蔵

国立劇場*1で歌舞伎を観劇する*2。昨年は10月に催されたのであるが*3、今年は諸般の事情により12月公演を観ることになった。出し物は真山青果の「元禄忠臣蔵*4」である。国立劇場では10月から12月までの三ヶ月間で、1934年の初演以来初めて全編を通して上演…

目の前に上原ひろみ

先週の矢野顕子と上原ひろみ*1のライブにいたく感激した私は、つい出来心から某所*2をのぞいてしまい、11日の東京国際フォーラムでのライブのチケットが放出されているのを見つけてしまった。1階1列目中央。最前列とはありえない僥倖である。強引にダーク…

モンゴル料理に舌鼓

愛すべき4510waza師匠の発令による忘年会がモンゴル料理店を舞台に繰り広げられた。コーディネーターは「最強のかき氷スト」*1にして美味いものを知り抜いているあやのさん*2である。ハズレであろうはずがない。嬉々として参加させていただいた。 昼間は仕事…

朝日ベストテン映画祭

関西ではお馴染みの「朝日ベストテン映画祭*1」が発表されていた。毎年気にしていたのに、やっぱり東京にいると、こういうネタは見逃しがちになる。 ゆれる(西川美和) 紙屋悦子の青春(黒木和雄) 時をかける少女(細田守) フラガール(李相日) ストロベ…