光を消す

会議が終わった時間から10分後は、楽しみにしていたフィギュアスケートの放映開始時間である。ぎゃ。猛烈なダッシュで帰路につく。早めに終わったら、ゆっくり晩ご飯を食べながら見ようと目論んでいたけれど、それもかなわず。コンビニでレトルトカレーを買って帰る。そこまで入れ込む自分を不思議に思いながら、暗闇の鶴川をブロンプトンで突っ走る。家に飛び込みテレビをつけたら、ちょうど浅田真央の演技が始まるところだった。
おおぉ。
彼女の凄さは他の選手の光を完全に消し去ってしまうところだろう。いずれ本家ブログで語ってみたいと思うが、たとえばビールマンスピン、彼女一人(たぶん)がワンハンドで楽々とこなしている。それを見た後でスルツカヤとか安藤美姫の同じ技を見ても、無理矢理両腕で足を引っ張り上げているように見えて、ちっとも美しくないのだ。けだし天才とはそういうものである。