虹の女神
岩井俊二がプロデュースすると、誰が監督*1をしてもあの独特の空気感*2に包まれているように見える。もちろんいい意味で。映像の世界を職業としようとする若者の物語である。哀しい結末が冒頭で示されているため、時間を遡ったところから辿り直される物語は常に哀感から離れることができない。温かくもあやにくな人のつながりに胸が熱くなった。市原隼人は「リリィ・シュシュ」以来だが、すごくよくなっている。ここでも好演の上野樹里、今年彼女を見たのはこれで何作目になるのだろう。ワーナーマイカルシネマズ多摩センターで鑑賞。
公式サイト http://rainbowsong.jp/start.html