パビリオン山椒魚

morio01012006-11-10

とても綺麗な富士山を眺めながら帰阪する。到着したその足で梅田に出て、「パビリオン山椒魚*1」(@テアトル梅田)を観た。
開始10分で、これは自分には合わないと思った。映画の善し悪しということではない。何をしようとしているのか、何をしているのか、私にはまったく理解できないのである。脚本と演出が生理的に受け付けない。どこまで見続けてもいっこうにその思いが変わることはなかった。わからないままだと口惜しいのでパンフレットを買ったのだが*2、齢150歳の伝説の山椒魚をめぐって家族や恋愛の問題が展開するコメディであることが判明した。しかし、それくらいは映画を観ればなんとなく察することができる。なんなのだろう、この映画の存在意義は*3。豪華な出演者を並べ、もったいつけてかっこつけて、ただそれだけではないのか。菊地成孔の担当した音楽だけを聴いているのが幸せだったのかもしれない*4
とても綺麗な富士山を見た高揚感など、映画館から出たときにはすっかり消し飛んでいた。

*1:http://www.pavillion.jp/

*2:ほんとは入場料以外に金を落としたくなどなかった

*3:監督の自己満足?

*4:ついでにもう一言いうなら、公式ブログ(http://www.pavillion.jp/news/)の担当者の日本語が酷すぎる。語または文節でいちいち改行を入れ、しかもすべて句点で締める。めちゃくちゃである。読んでいると脳内が荒れるような気分になり気持ち悪くなってくる