ウォークマンの猿

morio01012007-01-14

音楽を聴きながら瞑想するさまを演じた猿が天寿をまっとうしたと報じられる*1。彼がCMに出ていた頃は、携帯音楽プレーヤーといえば、まずウォークマンだった。もう20年も前のことかと今さらながら自分の老いに驚く。
ピーター・バカランの「音・粋・人」というサイトに、女性アーティストの薦める「人生の5枚」「今月の1枚」というコーナーがある。ジャンルを越えて多士済々*2なラインナップになっている。
音・粋・人 http://sp-plugin.jp/onsuijin/index_guest.html
今月は上原ひろみなのだが、やはりというべきか、グレン・グールドの「ゴールドベルグ変奏曲」(新録盤)がいの一番に挙げられていた。演奏のアドリブ部分にクラシックの旋律を自在に織り交ぜる上原に、「なんでこれを私が作らなかったんだろう?」と言わしめるほどの圧倒的影響力を持った1枚であるらしい。奔放さや唯我独尊ぶり、確かに通じるものがあると思う。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音) バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)
今晩の「情熱大陸」は梅佳代が登場する。ブレッソンとはまるで違う世界観で「決定的瞬間」を撮り続けている彼女がどんな人なのか、とても興味深い。