河童のクゥと夏休み

少々のネタバレがあります。
クレヨンしんちゃん」シリーズで大人をも唸らせる作品を連発した原恵一監督の最新作だが、期待しすぎてしまったか。もはや古典といってもいい「ET」の焼き直しにしか見えない。何らかの事情で一人人間界に取り残された異界の生物が、やがて発見者の子どもと固い友情を築き上げる。しかし、彼の存在が世間に知られることで大騒動になり、最後は仲間*1の元に去っていく。まったく同じ展開である。キャラが気持ち悪いけど可愛らしいというのも同じ。これに和の風味と今時の環境問題を絡めたら一丁上がりとなる。まずくはないが特に印象にも残らないそこそこラーメンのような作品。渋谷アミューズCQNで鑑賞。
公式サイト http://www.kappa-coo.com/

*1:クゥの場合は同類の存在