トニー滝谷でワシも考えた

トニー滝谷村上春樹の同名短編小説を原作とする映画は2004年に公開された。まるで小劇場での芝居を見ているかのような錯覚を覚える素敵な映画であった。
  かつて書いた感想文のようなもの
さて、この映画の深い静謐を演出している坂本龍一の音楽が、なぜかサウンドトラックまたはオリジナルアルバムとしてこれまで発売されてこなかった。ピアノによるモノローグ、音が鳴ることでいっそう静けさが際立つような不思議な音楽である。きまたさんのmixi日記でついにリリースされたことを知り、今日の仕事帰りに四条河原町@京都のタワーレコードで手に入れた*1
@nak(あ)さんのエントリー「音楽CDにこだわる」では、リアルCD、リアル店舗にこだわる人が多数を占めているように見えたけれど、そうしたことが可能な環境にあるからこそなんだろうなぁ、などともっともらしく言ってみる。いやね、リアル店舗にこだわると自分も言ってはみたものの、なんとなく落ち着きが悪くて、喉に小骨が引っかかったような気分になっているのだった。見境のない物欲大魔王のくせに>俺

*1:同じものをiTunes Storeでもダウンロードできる