ちきで花見 - トウキョウタルビ

宇都宮まき *1の出ているよしもと新喜劇を見終えて、やおら引き取りに出発する。朝から行くつもりだったのに、そもそも起きる時間が（以下省略）。
週末のイトーサイクル*2は誰が客で誰が店員かわからない状態になる。今日も今日とて常連さんが何人かたむろっていた。ご主人に「引き取りにきました」と妙なテンションで声をかけると、「いらっしゃい」とこれまた妙なテンションで答えてくれる*3。tikit*4の話になると、なぜか嬉しそうなのは去年からまったく変わらない。
混む時期だから２ヶ月くらいかかるよと言われていたのにも関わらず、わずか３週間でできあがってきた私の雨蛙色*5のちき。これもすべて普段の行ないのよさがなせる業であろう*6。オーナーの体躯に合わせてオーダーメイドで製作してくれる他のモデル*7とは違い、あらかじめ三種類のサイズから選ぶようなシステムになっていることも関係しているのであろう*8。色も標準色にしたし*9。
tikitには標準モデルのJust the tikit（私のはこれ）、ツーリング仕様のTravel tikit、走り屋風のExpress tikit、固定ギアのOne Way tikitの四種類がある。しかし、今日、試走した感触だけで言えば、高速で走るとか長距離を走るとかという自転車ではないと感じた。あくまでもストップ・アンド・ゴーを繰り返す街乗り用として最高の性能を発揮すると思われる。乗り味そのものはがっちりした剛性感があって、BD-1やブロンプトンよりも前に進む感じがあるけれど、圧倒的に違うとまでは言えないように思う。この三台なら純粋にデザインや機能でお気に入りを選べばいいだろう*10。
さてその雨蛙ちきで淀川から大川に向かい、花見を楽しんできた。満開の木もあれば、まだ三部咲きくらいのもあった。しかし、来週末までは持たないようなので、いいタイミングで見物できてよかった。毎年、ここの桜を見ないと、春を迎えた気がしないのでね。時間も遅めで人が少なくなっていたのもよかった。針穴写真を撮りながら、約40kmほど走る。すっかり皮サドルにお尻が慣れてしまっているので、tikitにもBrooksのサドルを取り付けた*11。もちろんお尻は痛くならなかった。
さて明日の天気はどうだろう。予報では雨のようだ。大阪に置いたまま東京か。
　
　
　
風の強い淀川河川敷を走る　／　風前の灯の赤川鉄橋とちき
見た通り、桜　／　北大阪自転車道（大川沿い）の桜並木
夕陽に染まる毛馬閘門　／　新参者に興味津々な悪い猫