ザ・マジックアワー

morio01012008-07-11

三谷幸喜お得意の限られた空間、時間の中で起こる騒動を描く*1。全体的に芝居がかった演出*2が鼻につく感じもするが、そこが持ち味のようでもあるので、あまり小難しいことは考えない方がいいのかもしれない。
ストーリーは公式サイトでご確認を → http://www.magic-hour.jp/story.html
登場人物もベタベタなキャラ作りがなされており、曖昧なところがない。それをよしとするか、ちょっとどうなんだとするかは、見る人次第であろう。どたばた喜劇で2時間をポカンと過ごすにはよい映画だと思う。これはしっかりつくり込まれた箱庭的世界で起きるファンタジーである。「志村、後ろ後ろ〜」というドリフのノリを思い出せばよい*3。逆に映画に何か深遠なものとか教訓とか重みとか存在意義とかリアリティーとか、そういうものを求める人にはあまりお勧めできない。TOHOシネマズ梅田で鑑賞。

*1:公式サイト http://www.magic-hour.jp/index.html

*2:初期三谷映画ラヂオの時間」「みんなの家」などの作り方からはずいぶん遠い

*3:年齢がバレる