近所の蕎麦屋に行った

のだめカンタービレ(21) (KC KISS)蕎麦屋が怖いとこぼして早ひと月、ようやく援軍*1を得て昼時の石はら *2に潜り込むことができた。深呼吸をして店内を見渡すと、オサンたちが昼間っから麦酒や日本酒を傾けながら粋に蕎麦を食っている、というようなことはちっともなくて、いや、ちょっとだけはそういう人もいるものの、ほとんどの人は「単に昼飯に蕎麦を食べているだけ」というオーラを発している。なんだ、怖がって損した。
店の人もやや腰の引けている関西人二人組にそつのない接客をしてくれる。天せいろなぞを食す。天婦羅は海老・烏賊・蓮根・南瓜・玉蜀黍ほかいくつかが丁寧に揚げられており、とてもおいしい。蕎麦への期待がいや増すばかりである。そして蕎麦登場。噛み締めるとぐっと歯を押し返してくる強さとその後の喉越しの清涼感が心地よくて、ズビズバと盛大な音を立てながら、あっという間に完食する。ちなみに娘は舌が正直にできているため、おいしいものはすぐになくなり、おいしくないものはいつまでも残す。見ると、私より先に腹に収めてしまっていた。そういうことである。
勘定をする段になって、壁に貼られている季節メニューに気付く。トマトとアロエのぶっかけ蕎麦などがある。けっこうアバンギャルド!? 今週中に再訪することを決めた。石はらのすぐ近くのフラウラでケーキやシュークリームをいくつも買い込んで帰宅する。こちらも瞬く間に消え去ったのは言うまでもない。娘はラ・サンキエームに随喜の涙を流し、私は塩モンブランに舌鼓をポンポンと打ちまくった。
のだめカンタービレ』21巻読了。次巻の展開がすごく気になる。