志の輔のせいで
先月、３人組テクノポップユニットの代々木第一体育館でのライブ中継を録りたいがために、それだけのために、wowwowに加入した。加入したのはライブ放映当日である。大阪の自宅では地元のケーブルテレビ経由で見ることになる。ところが、電話の向こうの新規顧客担当者は見られるようになるのは加入申し込み翌日であると言う。「あかん、それやったら見られへん、ほんなら入るのやめる」と立て続けに言ったら、「なんとかします」と返ってきて、三時間後に見られるように「ご高配賜った」。やればできるではないかと上から目線で得心がいった。我ながら嫌なやつである。
ところが、その日の夕方、父が……。結局、録画はかなわず。横車を押すことを神仏は許さず、wowwowに加入したという事実だけが残ったのであった。今月29日に再放送があるので、まぁよしとしよう。
その因縁のwowwowで立川志の輔*1の今年のパルコ公演*2が放映された。「狂言長屋」「柳田格之進」の二つと過去の名場面集が流された。これが実によかった。あんまりよくて、途中で見るのをやめられず、東京に戻る新幹線の時間を三時間ずらしてしまったほどである。大がかりなセットで華やかに見せるものとじっくり話を聞かせるもの。二時間強の時間はあっという間であった。これはやはり生を見ないとな。
遅い時間に東京に戻ってきたら大雨でずぶ濡れになった。傘がない。
