新幹線オフィス

この春で単身生活丸6年となる。大阪と東京の往復は、飛行機と夜行バスをそれぞれ1度使っただけで、その他はすべて新幹線に乗っている。飛行機は怖い*1、バスはつらい*2、とそれぞれに理由はあるが、なにより新幹線が好きであるということが大きい。車中の2時間半は、本や資料を読む、音楽を聴く、映画を観る、車窓を楽しむ、居眠りをすると、何をするにもちょうどいい頃合いの時間である。ただノートパソコンを出してまで仕事はしたことがなかった。
それが、今日はMacBookAirを膝の上に置いて、大阪から東京まで作業に勤しんだ。初めてのことである*3。とにかく軽く小さいのがよい。膝の上に2時間以上置いたままでもまったく重さは感じない。それでいながらキーボードはフルピッチですこぶる快調にタイプもできる。自分の集中力さえなんとかなれば、いくらでも仕事ができるような錯覚を覚えた。まぁ錯覚ですがね。
東京に着いたら雨が降っていた。ひんやりした冬の空気ではあるものの、沈丁花の香りが漂ってきそうな、ちょっと春めいた気配を感じた。

*1:非人道的なまでの詰め込み座席も大嫌い

*2:乗車後三日間くらい体調が悪かった

*3:少々切羽詰まっていたもので