しばらくお休みします

昨日、東日本を襲った震災の被害状況がますます深刻なものになってきている。各種のメディアの報じるところを見聞きするにつけ、背筋の凍るような思いがし、胸が痛む。顧客の中には宮城や福島の者もいて、いまだに連絡がつかない親類縁者がいるという。無事であることを祈るばかりである。
さて、この間、twitterやfacebookなどのネット媒体を通じて、さまざまな活動や情報の共有が行われている。かつての阪神淡路大震災の頃にはなかった術である。情報伝達の早さや共同体の自在な形成など、すばらしい実効性を発揮している。その効果や有用性は大いに認めるものである。
しかし、その一方でデマ、風評、不確実な情報の拡散や、ネット特有の文化を背景に持つ内輪受け的活動も散見される。ここではいちいち具体的に触れることはしないけど、醜悪としか思えないようなものもある。いろんな事情があるにせよ、なんでもかんでも「イベント」や「祭」にしないと、そこに乗れないのだろうか。「それに参加している私」に酔いたいのなら、別のことでやればいい、と思う。
俄スポークスマンになることも、劇場型の活動に乗ることもできない私は、自分にできることを一人で静かに実行することにします。
追記：節電のイラストは森本千絵さんによるものです。自由に使ってもよいということなので、このエントリーと右のプロフィール欄に載せることにいたしました。