桜の花の咲いている頃だったか、小説家の書いた猫の本を二冊続けて読んでいたのだった。町田康の『猫とあほんだら』(講談社)と保坂和志の『猫の散歩道』(中央公論新社)である。 町田も保坂も猫好きとして知られており、これまでにもあの憎らしくも可愛い…
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