謎の着信

目覚めると、携帯の着信ランプが点滅していた。留守録のメッセージを聞くと、これが不思議な内容であった。

このことは君と私だけの秘密にしておくから、安心して家に帰っておいで。

なんなんだ、これは。もちろん心当たりはない。あるはずない。声の主は中年か初老の男性である。いったいどういう秘密、どういう関係なのか、ものすごく気になるぞ。大切な用だったら気の毒なので、間違い電話であることを伝えようかとも思ったのだけれど、変な「釣り」電話だとこちらが困ったことになるので、申し訳ないがスルーすることにした。
午後からは免許更新のために地元警察に行く。半分ペーパーの優良ドライバーゆえ、30分の講習(ビデオ垂れ流し)を受けて終わりである。

海中奇面組 (ベスト新書)

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1988年に水中写真木村伊兵衛写真賞を獲った中村征夫のフォトエッセイである。海の命の不思議さに思いを馳せる。