「のだめ」の曲

morio01012006-11-08

今週の「のだめカンタービレ」4回目は、これまでの中で最もよくできた話であった。「こたつ」ネタ*1や「プリごろ太 宇宙の大冒険」*2などといった原作の印象的なエピソードをうまく盛り込み、のだめや千秋たちにとって大きな転機となるSオケの演奏が大成功に終わるというものだ。
ドラマ全編がクラシック曲で彩られている中で、今回はとりわけベートーベンの交響曲第7番が強烈だった。原作では広く知られている第3番「英雄」が演奏されたのだが、千秋がSオケを率いて初めてタクトを振った7番を演奏会の曲に持ってくるあたり、テレビ版スタッフならではのこだわりが感じられるところである。のだめが演奏するピアノ版7番もグッと来るものがあり、一昨日以来、何度も繰り返して同曲を聴く羽目に陥っている*3。そして聴く度にドラマの場面が蘇ってきてウルウルル〜:-P 7番は千秋が国内で最後に指揮を執る曲(RSオケも楽しみだ)でもあるので、きっとドラマの最終回あたりでまた使われるのだろうな。
さてこのドラマ版「のだめ」で使われている曲はどんなものかいなと思い、ググってみると、ありがたいサイトに行き当たった。
「のだめ」で使われた曲 http://www.geocities.jp/nodame_drama_music/
原作で演奏される楽曲以外は比較的よく知られたものを中心に使ってはいるが、ドラマの展開・場面に合わせて遊び心をもってうまく配していると思う。ソフトバンクのCMに使われているプロコフィエフなどは完全に確信犯だろう。スタッフが汲々とせず楽しんで番組を作っていることが感じられて好ましい。来週はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番にラプソディ・イン・ブルー、どちらも物語にとってとても大切な曲だ。どういうふうに聴かせてくれるのか、わくわくして待ちたいと思う。ピアニカが炸裂するぞ!

のだめカンタービレ http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/index.html

*1:「足の上に猫」の台詞も忘れずに

*2:来年から放映されるアニメ版スタッフによって完璧に作り込まれている! ここで見ることができる http://www.nodame-anime.com/

*3:ピアノ版7番の着メロもゲット