そして東京

年内最終週のお勤めのために夕方ののぞみで東京へ。乗り込む前に駅の書店で谷川俊太郎風穴をあける (角川文庫)』(角川文庫)と千住博ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)』(朝日新書)を購入する。読みかけの川上弘美の小説が鞄に入っていたのだけれど、ぱらぱら眺めていた千住のをそのまま最後まで読み切ってしまった。朝日新聞の読者からのさまざまな質問に答えるという問答形式である。ともすれば人生訓だとか道徳だとかに堕するおそれがあるところ、あくまでも芸術論に関わる形で自らの考えを伝えようとしている。物言いにぶれがなく小気味よい。それが気持ちよかった*1。とりあえず早寝早起きの習慣を身につけるべきかと思わされた(ああ、なんという……)。できるのか>自分。
風穴をあける (角川文庫) ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)

*1:藤原正彦化しないことを祈る