野村恵子写真展

morio01012006-12-22

小さな顧客との忘年会までの時間、大掃除とか年末の片付けとか、そういうことをしようと思いながらまったりしていると、写真展*1の営業に忙しい亀仙人*2からメールが届いた。

どれも絶品。必見。明日まで。

野村恵子*3の写真展のことである。こんなメールを受け取ったら、行かないわけにはいかないじゃないか。ギャラリーの場所を確認すると、新中野であった。明日、帰阪する前に立ち寄ろうかと思ったものの、他にちょっと行きたいところもあるので、忘年会の前に見てしまうことにした。
DEEP SOUTH―野村恵子写真集』(リトルモア)の濃密な世界にやられて以来、『in-bitween Italy, Sweden』(EUジャパンフェスト)、『Bloody Moon』(冬青社)と新作が出る度に嬉々として買い求めてきた。野村の写真は見ているうちに横隔膜のあたりがビクビクするような感触がある。他の写真家の作品では決して味わえない独特の感覚だ。それがオリジナルプリントで楽しめるわけだから、悪かろうはずがない*4。アットホームな雰囲気のギャラリー冬青*5を埋め尽くす彼女の写真の迫力たるや、筆舌に尽くしがたいものがあった。折りよくご本人も在廊していたので、少しだけ話もすることができた。来年には新作が発表されるという。また楽しみができた。
In-between 6 野村恵子 イタリア、スウェーデン Bloody Moon―うまれるまえにみたひかり

*1:山口あつし写真展 http://www.ayumi-g.com/ex07/0704.html

*2:atcy@flickr http://www.flickr.com/photos/atcy/307596444/

*3:野村恵子公式サイト http://www.keikonomura.com/index.html

*4:切り落とされた山羊の頭部の写真から目が離せなくなった

*5:冬青社 http://www.tosei-sha.jp/index.html