ちょっと違う

shabon songs(初回限定盤)(DVD付)Time Control (Hybr)安藤裕子の「shabon songs」と上原ひろみの「Time Control (Hybr)」。二週連続で大好きなアーティストが新作をリリースする幸せを噛み締めながら、おや、どうも勝手が違いますぞ、ともの申したくなるような出来具合であった。もちろんいい悪いではなく、私の好き嫌いという好みの問題です。どちらも以前のアルバムで受けたような衝撃や高揚感がなくて物足りない。
安藤は隠しきれない不機嫌さ憂鬱さが薄れ、妙にポップな歌が並ぶ。一方の上原は新たに加えたエレキギターが全面的に活躍し、ジャズというよりはノリノリ(死語!)なロックの趣が強くなった。もちろんポップやロックが悪いわけではない。でも彼女たちが別にそれをやらなくてもいいんじゃないかと思ってしまうのである。もっとも聴き込むうちに印象が変わるかもしれないのだけれどね。その前に飽きてしまったりして。