溜めてどうする
降る雨に負けずどかどかと文庫本がやってくる。
『はじめての文学 浅田次郎』(文藝春秋)、斎藤美奈子『趣味は読書。 (ちくま文庫)』(ちくま文庫)、桂米朝『一芸一談 (ちくま文庫)』(ちくま文庫)、時枝誠記『国語学原論 下 (岩波文庫)』(岩波文庫)、吉川幸次郎『読書の学 (ちくま学芸文庫)』(ちくま学芸文庫)、大森荘蔵・坂本龍一『音を視る、時を聴く哲学講義 (ちくま学芸文庫)』(ちくま学芸文庫)、俵万智『愛する源氏物語 (文春文庫)』(文春文庫)、森山大道『遠野物語 (光文社文庫)』(光文社文庫)、東文彦『東文彦作品集 (講談社文芸文庫)』(講談社文芸文庫)、幸田文『さざなみの日記 (講談社文芸文庫)』(講談社文芸文庫)、山口昌男『道化の民俗学 (岩波現代文庫)』(岩波現代文庫)、中山康樹『クワタを聴け! (集英社新書)』(集英社新書)。
柳田国男の世界から禍々しいモノを引き出す先鋭的写真家のフォトエッセイ、四半世紀前に行われた哲学者による世界的音楽家への講義録、三島由紀夫に愛された夭逝の小説家の作品集、上方落語の重鎮@人間国宝がホストを務める対談集、馥郁たる香を漂わせる達意の文章をものす明治の文豪の娘の小説集などなど、またしても積み上げた本の山を見てニヤニヤ*1。
*1:ダメだと思う