村治佳織の行方

morio01012007-04-24

嬉しいような困ったような。公式サイト*1の説明文にはこうある。

ラテン語で「愛くるしい」とか「可愛いらしい」という意味をもつ「AMANDA」。村治佳織のギターと、今をときめく作曲家、大島ミチルによるストリングス・アレンジをほどこした初のクロスオーヴァー・アルバム(特別企画盤)。MISIAの「エヴリシング」をはじめとしたヒット作で知られる松本俊明が村治のために書き下ろした作品も収録。レコーディング風景やパリの美しい風景に溶け込んだ村治佳織を収めたDVD付!

クラシックギタリストがあふれんばかりのサービス精神で作ったアルバムである。とても聴きやすい。私が好きで好きでたまらない「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲*2も入っているし、DVDには「禁じられた遊び」まで収められている。でもなぁ、こんなのは、村治でなくても作れると思うのだ。特別企画盤ということは日本国内のローカルな存在ということだろうか。せっかくのデッカ・レーベルなのに。バカラックモリコーネ、ルグランを扱うなら、松本某などという作曲家と同列にするのではなく、古今東西の映画の名曲だけを1枚にまとめてもらいたかった。その方がよほど古典的であろう。ま、美しい村治の演奏姿をDVDでうっとり眺められるからいいんですけどね。

*1:http://www.musicachiara.com/dulcinea/info/index.html

*2:ニッセイのCMにも使われている、「娘成長編」と「野球少年編」は見る度に泣く(^^;