針穴写真展に行く

morio01012007-04-29

大阪の文の里にあるgallery maggot*1で開かれているピンホール写真展「はりあなの記憶」を見に行ってきた。今日は世界ピンホール写真デー*2でもあるしね。
天気がよいので当然自転車で出撃する。北摂吹田市から大阪市のほぼ南の端まで走る。考えてみると、大阪市内を縦断するのは久しぶりのことだ。新御堂から御堂筋を南下したのだが、心斎橋からなんばあたりはあまりの人の多さに迂回するしかなかった。でも銀杏の新緑が美しい御堂筋はとても気持ちよかった。走りすぎて長居まで行ってしまったのはご愛敬である。
出展者が20名ほどあって、それぞれの作品がギャラリーの壁一面に張り巡らされていた。自分が針穴写真をやっているからといって、マイノリティー同士傷を舐め合うかのごとく、なんでもかんでもいいと思うようなことはなく、つまらないななどと感じるものももちろんある*3。でも以前から素敵だと思っている友人たち*4の写真はどれもこれもやっぱり素敵だった。
しかしながら、この写真展で一番衝撃を受けたのは瀬野里美さんの写真だ。針穴でモノクロのポートレイトを撮っているのだが、写真も見せ方もまとめ方も、すべてすばらしい。ブラボー。すごい。自分の針穴写真の陳腐さをしみじみと考えさせられましたよ。
 ■ギャラリー内の様子 http://www.flickr.com/photos/maggot/470743530/
小一時間ばかりゆっくりさせてもらってから帰路についた。帰りはますます勢いが付いていた。実に単純。本日も50kmほど。

*1:http://gallery.maggot-p.com/

*2:世界中の針穴写真愛好家が4月最終日曜日に写真を撮って見せ合おうというイベント

*3:不遜ですか?

*4:たとえばtearoomさん http://www.flickr.com/photos/tearoom/