続けて観ましたDVD

酒井家のしあわせ*1
ユースケサンタマリアと友近が子ども二人を持つ夫婦*2を演じる。普通の家族の複雑な事情を描く紛うことなき「ほのぼのホームコメディ」で、それ以上でもそれ以下でもない。呉美保監督。
■カジノロワイヤル*3
ジェームズ・ボンドが007になるお話。ダニエル・クレイグが新ボンドを演じることで話題になった(らしい)。まぁ似合わない人がやったら反感もきつかろうが、似合う人がやってもマンネリから逃れられないのではないかと思ってみたりもする。007シリーズであるかどうか以前に、一つの物語として、緩急、伏線、ついでにオマージュを織り交ぜたスリリングな展開で、私にはとても楽しめた。これまでのシリーズとは違って暴力や血などの演出がリアルな方向に振ってあった。しばらくこの路線で行くのか?
■パプリカ*4
筒井康隆原作のSF小説がアニメ化された。夢をモニタリングしたり、そこに介入したりできる機器を巡っての権力抗争を描く。原作の複雑な部分を整理し、枝葉を刈り込み、シンプルな対立関係をわかりやすく提示する。色や絵がパキパキした印象であった。つまらないということではないけれど、最近公開された同じアニメ映画なら「鉄コン筋クリート」や「時をかける少女」の方が好みに合う。声優が蒼井優だからとか主人公が少女だからとか、そういうことは一応関係ないことにしておく。