となり町戦争

前夜、眠い目をこすりながら「となり町戦争*1」(監督:渡辺謙作・原作:三崎亜記)を観た。江口洋介が主演という時点でなんだか小粒感が否めないのであるが、映画そのものも原作のストーリーをはしょりながら疾走する趣で、となり町同士が戦争するというシュールな設定の意味を考えさせることもないまま、盛り上がらずに終了とあいなった。体温の低そうな香西を原田知世が演じるのはお似合いかと思っていたが、存外、エモーショナルな演技が続いて、これもちょっと違うような感が。何がしたいのかよくわからない志の低い映画。