嬉々として手にする

morio01012007-10-16

いつもの火曜日である。ちょっとだけ空いている朝の電車を見つけてからは、さほど通勤が苦痛でなくなった。もっともこの時間帯に鶴川から新宿方向に向かうのも今期限りなんだけど。気がつくの、遅すぎ。
さて、夕方まで通常業務でみっちりご奉公したあと、来週の所属部署の大催事に向けての準備をする。するといっても顧客に「ああしろ、こうしろ、あとよろしく」の世界なのだが、それでもいないといけないので、6時くらいまでおつき合いをする。仕事をする彼らの邪魔ばかりをする私という構図。他愛なくおしゃべりするのは楽しいものである。
帰りは新百合ヶ丘で途中下車して、HMVで買い物をする。わが心のミューズ三人衆*1のうち、二人の新譜が発売になるのだ。村治佳織は7年ぶりに「アランフェス協奏曲」を再録した。ロドリーゴ最後*2のギター協奏曲である「ある宴のための協奏曲」も収められる。嗚呼、ジャケット写真が美しい……。
それから安藤裕子の新曲「海原の月」。今月末に公開される映画「自虐の歌」の主題歌である。安藤お得意の変な節回しのバラードがでろりんでろりんと展開される。極めて心地よい。さらにカップリングには薬師丸ひろ子の「Woman Wの悲劇より」が! ここのところ安藤のお気に入りの昭和歌謡*3が選ばれているのだが、今回は前の二作以上にものすごく決まっている。
そして赤いジャケットが凄みをきかせるキース・ジャレットの新作は、2001年のモントレーでのライブである。情熱的であり、枯淡でもある。さすが。
海原の月(初回限定盤)(DVD付)Viva!RodrigoMy Foolish Heart: Live at Montreux (Ocrd)

*1:上原ひろみ村治佳織安藤裕子

*2:ちなみに最初のギター協奏曲が「アランフェス」である

*3:過去の2作では「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」、「君は1000%」がそれぞれ収められた