京都そして上原ひろみ@東京

朝から京都に出向き、某所で某貴重な古いものを見せてもらう仕事をする。ずっと前から見てみたかった書物であり、かつてチャンスがあったものの果たせず、今回ようやく実見する機会を得た。相手方の事情もあるが、これから10年くらいは調べることができるらしい。嬉。そして夜の時間に間に合うように新幹線に飛び乗る。「上原ひろみ追っかけ祭」の締めくくり、東京国際フォーラムでのツアーファイナルライブを観るのだ。
やはり5000席を誇るホールAは広い。昨年は幸運にも最前列@ホールCで堪能することができたのであるが*1、後ろを振り返ることなどなかったので会場の広さを実感することはなかった。今日は見渡す限り座席の海が広がっている。そして人、人、人……。浜松と大阪にはなかった巨大スクリーンが設置されていた。まるで野外ライブである。セットリストは浜松、大阪と同じで、アンコールが一曲多く演奏された*2。ファイナルならではであろう。演奏の熱さ、猛々しさはいつものごとく。上原は観客や裏方への感謝の辞をしきりに述べ、今日も感激して泣いていた。
ステージと観客席の一体感という点でいえば、一昨日の大阪の方が緊密であったか*3。なにしろ「いつでも立ち上がって暴れたるで」という気配が開演前から漂っていて、メンバーから促されることなく大いに盛り上がって騒いでいた*4。今日は本編最後の曲*5でフュージンスキー@ギターが煽らないと、観客が立ち上がることがなかったかもしれない*6。まぁ、立ち上がることがすべてではないけどね。
ともあれ、これで今年の上原祭はすべて終了である。このメンバーではこれが最後かもしれないし、ちょっと寂しい。なお今日のステージは後日SpaceShowerTVで放映されるとのこと。また11月下旬の東京ブルーノートでのステージが、ついにDVDとして発売されるらしい。いずれも楽しみにして待つことにしよう。終演後は、取りすぎたチケットを消化してくれたタコさん&クーシュカさんと有楽町のガード下で生ビールを三杯あおる。もちろん三人とも。あれやこれやととりとめもなく話し込んでいると、あっという間に日付が変わりそうな時間になってしまった。またご一緒していただければ幸いです。
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上左)富士山@のぞみ 上右)どこかの夕焼け@のぞみ
下左)国際フォーラムの植え込み 下右)国際フォーラムの床 

*1:2006/12/11付日記 http://d.hatena.ne.jp/morio0101/20061211

*2:人気の高い「XYZ」@1stのアレンジバージョン

*3:会場の大きさとか各地方の人たちの気質とかその日のメンバーの調子とか、いろいろ要因はあるだろう

*4:拍手の大きさや長さも尋常ならざる熱を感じさせた

*5:Time Out

*6:浜松は最後まで皆さん大人しく……