南房総ツーリング二日目
【二日目のルート】
相浜→R410→赤山地下壕跡→城山公園→県道88→鄙の里→県道88→八房伝説の地→県道258→岩井海岸→R127→ばんや→保田→JR内房線→新宿→JR山手線→代々木→自宅 (走行距離約40km、除く東京分)
- 目覚めると、やっぱり風が吹き荒れている。ただそのおかげで空気がとても澄んでいるようであった。遥か対岸の富士山が美しい姿を見せていた*1。
- 前から横から一気に持っていかれそうな強風が吹き付けてくる。どうして後ろからは吹かないのだと恨み言の一つも言いたくなるが、言ってもどうにもならないので、今日も黙々とペダルを漕ぐ。昨日は三井さんに先頭を牽いてもらった。今日はTomoさん&kazさんの重戦車タンデムに牽いてもらう。ありがたい。
- 赤山地下壕跡*2を見学する。工事用ヘルメットのような黄色いのを被らないと、中に入れてもらえない。ノミの跡も生々しい壁面に、何となく恐ろしいものを感じる。発電設備や病院も完備した大防空壕は、昨夏観た「ひめゆり」の悲惨極まりないエピソードを思い出させた。暗闇の中、わずかな光でも植物は生きていた。
- 城山公園では「南総里見八犬伝」に浸る。いや、某国営放送局の懐かしすぎる「新八犬伝」というべきか。放送第一回を皆で食い入るように見る。
- 鄙の里*3でおやつ休憩をする。この直前の直線道路であまりの強風(しかも真っ正面から)に心が折れかけた。昼ご飯は少し遅めになるというのがわかっていたので、迷わずケーキセットにする。
- 八房と狸の像のところで一休みしたあと、爽快なダウンヒルを楽しむ。そこを抜けてしばらく走った先に岩井海岸がある。すかっと広がる海に思わず知らず甘酸っぱい気分になる。
- ゴールはばんや*4である。保田漁協直営の食堂は超満員であった。おいしい、多い、しかも安いとくれば当然であろう。こんな店が近くにあったら毎日通いたい。太い骨と鰭以外を食べ尽くすkazさんにこぐさんの影を見た。満腹の腹をさすりながら、ここで解散式と相成る。車チーム、フェリーチームと再会を誓って別れる。
- 保田駅で、東京駅方面の特急がことごとく運休になっていることを知る。しかし、我々が乗ろうとしていた新宿行きの一本だけは運行していた。普段の行ないがものを言ったということにしておきたい。(た)さん、三井さんと楽しくおしゃべりしながら帰って来た。
「浦安以外の千葉」を満喫した二日間だった。暴風も含めていい思い出になった。あらためて幹事の三井さんにお礼申し上げます。参加者の皆様、また遊んでやってください。
【参加者の記事】
- kimrinさん「房総暴風ツアー」
- 竹本さん「房総南端暴風暴走ツーリング」「房総南端暴風暴走ツーリング2日目」
- Tomoさん & kazさん「南房総 大人の修学旅行」
*1:最上段右側の写真、水平線上の白いものが富士山
*2:赤山地下壕跡 http://www2.city.tateyama.chiba.jp/Guide/?stoid=4278
*4:ばんや http://www.awa.or.jp/home/hota-gk/oshokuji/oshokuji.html