砧ウルトラ馬事カリモク

なぜ高橋尚子のゴールシーンを映さないのだと憤りながら、ポケロケで世田谷ポタに出る。今日は西方面に繰り出した。目的地は馬事公苑・砧公園・ウルトラマン商店街である。
とりあえず世田谷通りを西進すれば二つの公園に行き会うだろうと快調かつ適当に走っていたら、和泉多摩川駅が目の前に現れた。思い切り行き過ぎている。標識とか看板とか見なかったぞ。仕方がないから引き返す。野川の脇の走りやすい道と東名高速道路に助けれて、ようやく砧公園に辿り着いた。春を楽しむ人たちでおおいに賑わっていた。公園内にはサイクリングロードと称する周回路があるが、ほとんどランナーのものとなっていて、ここを自転車で走るのは楽しいことではなかった。でも広々として気持ちのよいところである。世田谷美術館はこの公園内にある。イリヤ・カバコフの絵本展*1をやっている間にまたここに来ようと思う。
次はウルトラマン探しである。砧公園の北西に祖師ケ谷大蔵駅があって、その周辺にはこの地にある円谷プロにちなんだ「ウルトラな数々」が設置されているらしい。事前にたいした下調べもせず、これまたいきあたりばったりで「ウルトラなお友達」を探すことにする。さすがにばらまかれた数が多いせいか、さほど苦労することなく、次々に「ウルトラな皆様」を発見することができた。街自体は住みやすそうなところではあるものの、これだけ「ウルトラ・ファミリー」が飾られていると、全体の印象がとてもつもなくガキっぽいのは否めない。そういう意味では微妙な街である。
最後の目的地である馬事公苑に着いたのは5時過ぎである。ずっと開いていると思っていたら、5時で閉園だった。嗚呼。馬が見たかったのに。次はロデオで来よう。深い意味はない。
世田谷通りをゆるゆると引き返してくる。例の豚まん屋*2はまだ販売をしていた。あんまんは売り切れていたが、豚まんは残っていた。おやつに二つ買い求める。さらにそのすぐ近くのリサイクルショップ*3も冷やかす。カリモクの古いタイプのカフェチェアが二脚並べられていて、激しく動揺した。昔ながらの喫茶店にあるようなチープなビニールレザーが素敵な逸品である。いったん頭を冷やすべく、家に戻る。しかし、ああ、うう、おお、白旗。そして,今、目の前にそれがある。
よい休日だった。高橋尚子が勝てなかったのだけは残念だけど。
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左上:パチンコ屋を見守るウルトラマン,不審者はお前だ 右上:電線に搦めとられるか、ゾフィー
左下:夕焼けの世田谷線にうっとりする 右下:これに座って「冷コーひとつ」とか言ってみる
#「内緒のドナドナ話」←置くのは今日で最後にします。