夜ポタでカレーと珈琲

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)夜に自転車に乗ってわざわざ出かけることはほとんどなかった。大阪では家族がいるし、鶴川の時は真っ暗闇の田畑を走っても面白くなかったからだ*1。それが、世田谷に来てからというもの、嬉々として夜の街を自転車で走っている。
今日も7時頃まで職場で仕事をした後、tikitを持ち出した。きまたさんがブログで紹介していた漫画*2が近所の本屋になかったので、三軒茶屋まで買いに行ったのだ。とはいえ、わずか10分の距離である。るるるるると走り切る。
ところが、「世界一」のツタヤ三軒茶屋店で見つけられない。店員に確認すると売り切れていると言う。哀しくて脱力する。いつものbk1で注文すればいいやと諦めて、晩ご飯を食べに行くことにした。だめもとでその店に向かう途中の文教堂書店に入ってみたところ、無事に発見、保護する。嬉。
晩ご飯は「とんがらし*3」というその筋にはたいへん有名らしいカレー店にした。混んでるのかと思いきや、客は私一人である。カウンターだけのこぢんまりした店で、やはりその筋では有名人らしい店主のおばさんと差しの勝負となった。キーマスペシャルというのを食べた。店内はTBSラジオががんがん流れ、お世辞にもお洒落とか今風とか、そういう感じではないが、カレーはとてもおいしい。これまた好みの味で癖になる。デザートには珍しい愛玉子が出てくる。おーぎょーちー,初体験!。某江戸っ子*4から、谷中の某店のはだめよと聞かされていたから、あまりこの食べ物によい印象をもっていなかったけれど、ここのはおいしかった。きっとまた行く。これでお気に入りのカレー屋が近所に三軒になった。もうたぶんカレーは自分では作らない*5
カレーで幸せになったら、次はコーヒーだろうということで、先日mi4koさんとご一緒したCafe Mame-hico*6に行く。夜も8時半ともなると、さすがに空いていた。店の造りやインテリアから予想していた通り、夜の雰囲気がとてもよい。いい店だなぁとしみじみする。春の浅煎りコーヒーを飲みながら、米原万里の『パンツの面目ふんどしの沽券』(ちくま文庫)を読む。上品な店で尾籠な話を楽しむ。けだし至福である。

*1:当たり前!

*2:http://d.hatena.ne.jp/ki_ma_ta/20080413

*3:http://love-curry.seesaa.net/article/15283533.html

*4:しきはん@針穴写真の女帝

*5:前にも書いたような気がする

*6:http://mamehico.com/top.html