新宿で出世予言

新年度になって私が担当することになった顧客達との親睦宴会があった。宴会の前にボーリングまで企画されている。しかしながら、昭和の日の夜の新宿の混みようは半端ではなく、こちらは不調に終わった。
予約した時間までしばし店の前で待たされる。たまたま通りがかった老齢の男性@泥酔モードからあれこれと話しかけられる。なんでも鳶職だそうだ。そしてこれまでは一日で18,000円ほど稼ぐ日もあったのに、65歳を過ぎたらぱったりと仕事がなくなってしまったと切々と訴えてくる。身につけている作業着はぱりっとしているし、やさぐれた感じがないので、それなりの蓄えを持ちながら、この仕事を続けているのであろう。店の様子をうかがいに行った顧客の鞄を預かってやると、その鳶おじさんは「あんたはパシリか?」とのたまう。「そんなところです」と答えたら、「偉い、福田もそうやって出世した、あんたも出世するぞ」とお墨付きがもらえた。出世。出世はあるのか、私の世界。ろくでもないようなことに思えるけど。
この後、自民党政権に対する不平不満が約10分ほど続いたのであるが、それは割愛する。別れ際には「老後を考えて、しっかり働けよ」と言われる。肝に銘じておきます……。そして宴会で大暴れする。わがまま言いたい放題。
そういえば、昼間のプレゼンテーションのような勤務の時に、先週末に長野に行ったという中国の顧客から現地の詳しい話を聞いた。テレビでもネットでもうかがい知れないことが確かにあったのだ。結局、そのまま五輪やチベットを巡る情勢の話をして,その時間は過ぎて行ったのだった。