500系はかっこいい

R0010393N700系が爆発的に増殖するあおりを受けて、東京まで乗り入れる500系は一日わずか二編成に減らされてしまった。もはやいつ完全消滅してもおかしくない状況である。こうなると乗れる時に乗っておきたいと思うのが人情である。いかに乗り心地が悪かろうとも、いかに室内が狭くて五月蝿かろうとも、あの独特のロケットのようなスタイルは何物にも代え難い魅力を持っている。
ということで、エキスプレス予約で獲得したポイントで500系のグリーン席を確保して帰阪しました。
昼時に東京を発つという便利な時間帯なので、どの車両もほぼ満席である。もちろんその大半*1500系なんてことを意識してはいまい。300も500も700もN700も、のぞみはのぞみ。でもノスタル爺は消えゆくものをそっと惜しむ。世界はいつも静かに穏やかに姿を変え、気付いた時には見慣れた風景がまったく異なった相貌を見せているのだ。「振り返るとそこに見えていた世界が消えた、ああ、おお、いえい、エレクトロ・ワールド」@perfume
なお500系はいずれ8両編成に改められ、山陽新幹線区間のこだまとして使われるとのこと*2
500系のことを知る

何日か前に某国営放送局で「新幹線の写真を撮るのが趣味」という人が紹介されていた。いわゆる撮り鉄である。噂には聞いていたけれど、初めて彼らの行動がいかなるものであるのかを知った。そして今日500系から車窓風景を楽しんでいたら、いたのである、撮り鉄の人。なんでもない土手から大きなカメラを新幹線に向けている。脇には車が一台。あたりには何もない。なるほどねぇとしみじみした。駅でも500系の写真を撮っている人多し。

*1:鉄道ファン、新幹線ファン以外の一般の人

*2:http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080420/sty0804201158003-n1.htm