嗜好

制多伽に癒される日々

この3週間の追い込まれっぷりは、ちょっと「それはないやろ」くらいのものだった。体も壊さず、心も折れず、今日という日を迎えていることに感謝したい、そんな気分である。明日は久しぶりに自転車に乗るぞ! と張り切っていたら、雨だって……。それはないよ…

さよならミニ

21年乗ってきたミニと今日お別れした。 英国生まれのとても品のある車だった。日本の工業製品の品質からすると、信じられないような故障や不具合もそれなりにあったけれど、愛着が増すことはあっても嫌になることはまったくなかった。できることなら一生乗り…

もはや会いに行けないアイドル

週刊誌に嫌な記事の載ることに気付き、嫌な予感がしていたら、いきなり博多に移ることになってしまった。 どこまでが事実かはともかく、プライバシーを臆面もなくマスコミに売るような人間と付き合ってしまった自分を呪うしかないだろう。もとよりアイドルに…

4位

去年のこの日は「9位」という記事*1を書いた。そこで「これ以上をいきなり望むのは身分不相応であろう。お楽しみはこれからだ」と書いたら、本当に今年はそうなってしまった。上にいるのは3人だけ、グループ創設以来の一期生メンバーをすべて抜き去るとい…

速報

指原さん4位。書いておかないとね。応援し始めた頃に較べると、ずいぶん(いや、強烈に)グループ内でのステータスが上がった。胸熱。まだ実弾を持っているので、これからさらに投票して応援したい。2週間後の最終結果は、さて、どうなることか。 なんだか…

スープと骨董

風邪をひいてしまった。喉の痛みと鼻づまり、そして微熱。一昨日の夜から調子が悪かったので、水曜日は1日静かに過ごしたかったのだけれど、夜に避けられない会議があるため、それには出た。そして轟沈する。どうせ連休前半は大阪には戻れないし、いくつか…

石庭と弥勒菩薩

明日は東京に行かなければならない。その間際になって、のんびりと羽を伸ばしきっている娘を連れて、所望されていた京都観光にでかける。有名かつ未見のところというリクエストに応え、龍安寺と広隆寺を選んだ。すっかり春の陽気だし、散歩するにもほどよい…

東京ドームの憂鬱

四十八人衆グループのさいたまスーパーアリーナ公演初日に、東京ドーム公演開催決定と報じられた。これがこの日一番のサプライズである。でも大丈夫かなぁ。 彼女たちの大箱でのライブは、正直言ってつまらない。出てくる人間の数があまりにも多すぎて*1、散…

新しい電網板

新しいiPadがやってきた。 すでに3世代目となり、奪い合いになるほどの状況ではないため、発売初日の朝に黒猫さんが軽々と届けてくれた。もちろんイベントとして店頭で徹夜行列する人たちのことをどうこういうのではない。お祭りなんだから。 これまで愛用…

可愛いよ、林檎

まだまだ咳が治まらないので、今日の会議もお休みさせてもらうことにした。今週末はじっと寓居で静養する。来週は年度末で契約の切れる顧客たちとの京都旅行があるし、大阪に戻れば、受験生が家にはいる。早く治さないとな。 ただ咳き込む以外の症状はなく、…

忘れがちなので記す

行きたいものを忘れると「困る」「哀しい」ので、備忘録として記しておく。歌川国芳展のことは、今日、某国営放送で放映された特別番組で思い出した。で、まさに今日、前期が終わってしまっていたのだった。嗚呼。ほとんどの作品が入れ替えになってしまうの…

初詣でらしきもの

神社仏閣に好んで詣でてはいるけれど、信心深いという真っ当な理由からではなく、「仏像かっこいい」「屋根の曲線が素敵」「薄暗く黴臭いところに興奮する」などという、極めて個人的な嗜好に導かれてのことである。もちろん信仰の対象になっているものを拝…

今年のヲタ的活動

これまでも対象は限定的ではあるけれど、若手女優、アイドル好きを恥ずかしげもなく公言してきた。リアルの世界でもそれを隠したり偽ったりするつもりは毛頭なくて、職場の顧客たちにも広く知れ渡ってしまっている。あ、何の自慢にもならないか。 その嗜好と…

今時はこう

いくら好きだと言っても、すべてのイベントやライブに出かけられるわけではない。少し前までは、ぐっとこらえて、パッケージ化された商品が発売されるまで待つしかなかったのだけれど、最近は「え、いいの」というくらいの大盤振る舞いで、生中継やアーカイ…

椅子を担いで

東京の寓居に置いてある椅子*1と、職場自室で使っている椅子*2を交換した。 もともと職場の方に置いた椅子は、安楽な姿勢で読書をするために用意したのだが、もはやそこに座ってゆっくり本を読んでいる時がない。そんなに忙しくしているわけでもないのに、な…

下克上というやつ

新幹線のお供に四十八人衆が表紙を飾る「ウレぴあ」という雑誌を買い求める。「ウレるを実感、ウレしいを共感 エンタなトレンド誌」と恥ずかしい惹句が踊る創刊2号である。どうやらビジネス誌らしい。 特集ではアイドル界の王者たる秋葉原の人たちのビジネ…

Sな新型が来た

iPhone4Sがやって来た。先月の発売日以来、なんとなく手に入れそびれることが続き、面倒になって初めてオンラインで予約をしたのだった。見た目は先代と変わるところはないものの、ずっと白いのがほしかったから、その点ではとても満ち足りた気持ちになって…

古いものを新しい場所で見る

昨日は京都で今日は奈良。新しくオープンした東大寺ミュージアム*1と興福寺の特別公開を見に行ってきた。 金剛力士像と石造獅子に見送られて南大門を抜けると、左手に真新しい建物が目に入る。それが東大寺ミュージアム*2である。展示室の規模は興福寺の国宝…

一休さんのお寺を巡る

この秋も「京都非公開文化財特別公開*1」が始まった。今回で47回を数える。普段は決して見ることのできない場所が公開され、楽しみは多い。今日は紫野にある名刹大徳寺を目指す。「目指す」とか威勢のいいことを書いたけれど、京都駅からバスに揺られている…

あっちもこっちも

奈良と京都に行かなければならない。京都では恒例の「京都非公開文化財特別公開*1」が始まっている。いくつか未踏の場所がある。なんとか日を合わせて訪れたい。奈良では新しい東大寺の博物館*2と、興福寺の秋の特別公開(北円堂・三重塔初層)を見にいかな…

スパを走る

素早い動きがなんだか苦手になってきている。動体視力とか反射神経とか、衰えを実感すること、しばしばである。かつてはいろいろなゲームに手を出して楽しんでいたのに、もう動きについていけなくて、ごく限られたものしかしなくなった(いや、できなくなっ…

iOS5の前にMacBookAirのこと

まもなくiOS5がリリースされ、数日後にはiPhone4Sも発売になる。やる気満々の私はもはや浮き足だって何も手に着かないほどである、というのは言い過ぎなのだけれど、こういうアップルのイベントは嫌いではない。むしろ積極的に乗っかっていきたいと思ってい…

揺れる思いなど

用があって四谷三丁目のルーニィ*1に出向く。ちょうど「杵島隆写真展」をやっているところで、これが実にすばらしかった。印画紙を和紙に表装した作品はちょっと写真には見えない趣で、大家に対して不遜な物言いだけれど、刺激的でほんとうに素敵だった。 ル…

林檎への愛

「票数というのはみなさんの愛です」と大島優子は言った。今年6月に行われた四十八人衆の選抜総選挙での言である。彼女のことばを借りるとこうなる。 これまでに接したMacの数*1というのは私のアップルへの愛です 林檎マークの素敵な機器が私の仕事を手助け…

マーラーを聴きながら林檎を妄想

村治佳織の新譜が届いた。少々気取った物言いだが、宅配屋が届けてくれたという文字どおりの意である。15歳でデビューした彼女も、もう33歳、リリースしたアルバムは今作で19を数える。なんだか最近こういう他の事象で自らの加齢を実感することが多いような…

仏像分欠乏症

しばらく京都奈良にでかけていない。そこに東大寺ミュージアムのオープンと興福寺の特別公開の報が聞こえてきた。 所蔵する貴重な文化財を管理するために新たに建設された東大寺ミュージアムには、内部を解体修理中の法華堂から移された不空羂索観音と脇侍の…

魔法少女まどか☆マギカ

最後の2話を収めたディスクを某巨大レンタル店から借りてきて、ようやく全話を見終えた。第1話から第10話は夏の暑い盛りに部屋に引き籠もって見ていたのだった。タイトルや可愛いキャラに反して、物語は重苦しくシュールである。極めて現代的な問題提起を…

取材とか撮影とか

自分がやったのではない。受ける側になったのだ。 私の勤めている職場はひとまず私企業に属するので、活動を盛んにする目的で対外的な宣伝を担当する部署がある*1。業務内容や存在価値などの内側を外の世界に知らしめるために、日々めんどくさそうな仕事をこ…

文化庁公認アイドル

2011年9月10日(土)から10月2日(日)まで、ドイツで「文化庁メディア芸術祭*1 ドルトムント展 2011」という催事が開かれている。 ドルトムント展 → 概要 文化庁なんて名前を見ると、なんだかお堅い印象があるけれど、当該サイトの趣旨説明ではこうなってい…

ユリイカでハルヒ

地味めなデザインの表紙が多い平積み書台の一画に、なぜか涼宮ハルヒや長門有希、朝比奈みくるらが元気よく踊っているのを見つける。あの「ユリイカ」が涼宮ハルヒを特集しているではないか。おそらく最新刊である『涼宮ハルヒの驚愕』(角川スニーカー文庫…