三日連続で渋谷

自転車で走る醍醐味は、点でしか知らなかった街を、線さらには面で感じることができるところだ。
夕方、帰宅後に少し時間があったので、tikitを引っ張り出して渋谷まで走ってみた。三日連続の渋谷行きである。用はない。しいて言えば、西も北も南もよく走ってるから。これまではもっぱら世田谷通から玉川通(R246)のルートを使って出ていた。しかし、交通量が多い*1のに加えて、池尻大橋から先の坂がけっこう辛い。基本的に軟弱にできているから、楽ができればそれに越したことはない。修行じゃないし。

  1. 道幅が広い。車線数ではなく、路肩のあたりが重要。
  2. 交通量が少ない。皆無がいい。
  3. 路上駐車がない。自転車にとって呪わしい存在。
  4. 適度なアップダウンがある。激坂禁止。
  5. おもしろそうな店がある。寄り道が増えるけど。
  6. 風景に変化がある。自転車道はその点飽きてくる。

自転車で走って心地よい道路の条件を書き出すと、こんなところであろうか。これに照らすと、近頃よく利用している世田谷区民会館と渋谷の間を結ぶバスの経路(淡島通)がなかなかよさそうである。
淡島通は片側一車線ながらも、かなり道幅に余裕*2があるため、左端を走っていてもストレスがない。自転車の通行の妨げになる不法駐車もほとんど見られない。いつもは心の中で悪態をつきながら走るのだが、そういう品格のない行為もやらずにすんだ。人間は品格が大切ですからね*3。沿道の店はなかなかバラエティに富んでいるようで、古道具屋、古書店、食堂など、何度も通えそうな店が居並んでいる。そのうち行きたいと思っていたクラシック音楽カフェ*4も見つけることができた。駒場あたりの文教地区の穏やかな気配はたいへん好ましく感じられた。西方面とはずいぶん街の気配が違うのだなぁ。
というような新鮮な発見が多々あった。やはり自転車はやめられない。渋谷に行くときはこのルートを使うことにしよう。あとは渋谷での駐輪場所をどうするかである。安心してとめられる合法的な場所がないのですよ。乞う情報。写真は昨日の渋谷。
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*1:必然的に空気も悪い

*2:バスやトラックに追い抜かれても怖くない

*3:

*4:カフェ・アンサンブル http://cafe-ensemble.com/index.html