安藤裕子に酔う

chronicle.(DVD付)オールスタンディングはもう行かんと息巻いていたくせに、やっぱりライブがあるのが気になって、しかも今回の新しいアルバムも気にいって、さらにアンコールであの曲までやっているとあっては、もう我慢できなかった。チャボロ・シュミットを聴いた勢いで月曜日の深夜にチケットを確保してしまう。
なんばに出る前に、天王寺の整備工場に車を持っていく。来月の車検は、この車にとって8回目のものとなる。2年前に大改修*1して、ほとんど新車かという状態にしたので、もうしばらくはがんばってもらうつもりである。その後はイタリアの新型小鼠*2がいいなと思っている。
天王寺からなんばに移動する。鶴橋で乗り換えた近鉄が酷くダイヤを乱していた。なにかあったのか。日本橋で下車し、トキワカメラを偵察する。あくまでも偵察のみ。そこからジュンク堂へ。島本理生本谷有希子の新刊をものす。山崎ナオコーラ田中慎弥もほしかったけれど、立ちっぱなしライブのことを考えて、今日は諦めた。続いてタワーレコードに行く。ここでも荷物を増やすことはせず、気になるものを脳内にインプットするにとどめる。モスバーガーで空いた小腹をちょっとだけ満たしてから、いよいよ会場のNAMBA Hacthへ赴いた。以下、セットリストなどのネタバレ含みです。
会場には開演5分前に入った。すでに人いきれでぐったりしそうなほど暑い。最後方の壁際に隙間があったので、そこに体をあずけて歌を聴くことにした。安藤の姿はチラ見でいい。ほどなく開演。そしてあっという間に2時間が過ぎ去る。いやぁ、足と腰が酷く痛んだけれど、とてもよかった。その場にいたことを心底感謝するくらい。誰に感謝しているのかはよくわからないが、とにかく幸せな気分になった。
公演が続くと、必ず体調が悪くなって元気がなくなる安藤であるが、今日は絶好調とまではいかないまでも、かなり調子が良さそうであった。声も動きも元気であった。それだけでこちらに伝わってくるものが全然違う。演出も照明の色使いと影絵的な文様が大変美しく印象的だった。不満があるとしたら、やはり立ち見(^^;。客層も曲調も立って聴くようなものではないと思うのに、どうしていつまでもオールスタンディングのライブハウスばかりで公演をするのだろう。そこだけはなんとかしてほしいと切に願う。ともあれ、よし、次も行くぞ!(たぶん)

安藤裕子 Live 2008 Encyclopedia
NAMBA HATCH / Jun 28 2008 

  1. 六月十三日、強い雨
  2. 再生
  3. HAPPY
  4. 水玉
  5. Hilly Hilly Hilly
  6. 鐘が鳴って 門を抜けたなら
  7. 美しい人
  8. lost child*3
  9. あなたと私にできること
  10. たいようのうそつき
  11. デビュー前の古い曲
  12. 水色の調べ
  13. おまつり -フェンスと唱おう-
  14. たとえば君に嘘をついた
  15. 海原の月
  16. パラレル
  17. 僕らが旅に出る理由
  18. さよならと君、ハローと僕
  19. はじまりのうた(アンコール)
  20. 聖者の行進*4(アンコール)

過去に行った安藤裕子のライブ

*1:2年前の改修直後 http://www.flickr.com/photos/morio0101/312657266/

*2:http://www.fiat-auto.co.jp/fiat500/

*3:ネットであちこち見ても、他公演でこの曲のことが出てこない。なんでだろ? 幻を見たのか>俺

*4:ものすごく好きな曲。心の中で号泣