単なる睡眠不足に負ける

新潮 2008年 10月号 [雑誌]朝八時過ぎに成田に到着した。帰りは行きよりも1時間くらい飛行時間が短かったが、体感ではそれ以上に早くついたように感じられた。機内では「インディー・ジョーンズ」の最新作やEURO2008のダイジェストなどを見、あとは寝てるのかどうか、よくわからないようなぼやけた時間を過ごしていた。成田で同行の人たちと解散式をし、ひとり成田エクスプレスに乗って東京に戻って来た。ああ、蒸し暑い……。前日のベネチアとウィーンの寒さはどこへやら、である。一気に現実に引き戻された。
昼前に寓居に到着し、すぐ洗濯と風呂をすませる。その後、リハビリがてら出勤する。火曜日からさっそく本格稼働するので、少し準備などもしておかないといけない。ところが、小一時間ほど作業をして、ちょっと読書椅子に座って目を閉じている間に、なぜか時計が一気に二周りもしやがった! 目が覚めたときに自分がどこにいるのか、しばらくわからなかったくらいボケていた。もうどうにもならないほど作業効率が悪そうなので、あっさりと諦めて、渋谷にフィルムの現像を出しに行くことにした。
食事もすませて駅前のブックファーストを冷やかしていると、「新潮」の最新号が源氏物語を特集しているのを見つけた。江國香織角田光代町田康金原ひとみ島田雅彦桐野夏生が現代語訳に取り組んでいたり、藤井貞和三田村雅子が作家たちと会談などをしている。さすが千年紀、なんでもありなのだろう。立ち読みした別の本*1では、山崎ナオコーラがいずれ源氏物語の現代語訳をやりたいと言っていた。山崎は国学院大学の文学部で日本文学を専攻していたから、意外だけれどなるほどねと思わされた。できるだけ早くやってね。
ベネチア滞在中の日記は少しずつ書き加えるつもりです。なにしろ書いておかないと自分が忘れるから(恥)。

*1:著名人の書棚を紹介する本