ねこぢるねこぢる
ねこぢるがこの世からいなくなって、もう10年になる。その10年目の年にこれまでの作品を集成した全集本が出版された。すでにかなりのものを集めているのにもかかわらず、手に入りにくくなった作品も収められているので、上下合わせて1600ページのそれを手元に置くことにする。それが今日届いた。
今さら私ごときが語ることもないだろうが、絵柄の可愛さとは裏腹にシュールとしかいいようのない世界が展開する。スプラッター、ホラーのような殺戮もある。悪意に満ちた無邪気さのもたらす暴力的かつ過激な描写は、読む人をきっと選ぶことだろう。何しろ帯の文句が「しっこちっこぴゅーしゅー アホバカ死ね」である。
ねこぢるの描くマンガを読んでいると、胃の腑のあたりがもやもやして気持ちが悪くなることがある。それでもページを繰る手を止められないのは、どこかでインモラルなものを喜ぶ悪意が身の内にあるからだろう。こちらが試されているような気になるのだ。それにしてももう10年かぁ。10年前、暗黒だったな……。
ソフトバンクがiPhoneに関する新しい発表をした。大きなニュースは次の三つ。
とりわけソフトバンクならではの公衆無線LAN開放はすばらしい。ワンセグや絵文字には興味はないけれど、そういうものが好きな人にはそれなりの訴求力はあるのだろう。これらのニュースから、ソフトバンクという会社がiPhoneに力を注いでいるのがわかるということが重要ではないか。応援するつもりで充電装置を買おうと思っている。物欲に負けたんじゃないですよ（言い訳）。
