生ピグリンを観たのだ

まずは懐かしさに浸りつつ鑑賞。

ピグリンのフィギュアなども集めていた。→2007年7月18日付日記
そして、今日、ピグリンに扮していた本島美和*1の舞台を初めて観た。感激。
演目は世界初演となる「アラジン」(デヴィッド・ビントレー)である。おなじみの「アラビアンナイト」の中の一話であるが、この中東と中国のイメージが融合する世界がバレエという表現によって再構築される。バレエだから台詞はない。音楽と踊りによって物語を掴まなくてはならないけれど、さほど複雑なものではないので、十分ついていくことができる。生オーケストラの伴奏に乗って繰り広げられる舞台は華やかの一言に尽きる。どの場面も祝祭的な雰囲気に満ちていた。私はといえば、お目当ての本島@プリンセスにずっと目が釘付けであった。至福眼福。ごめんよ、他の人。
しかしながら、これに歌(あるいは台詞)がつけば、そのまま劇団四季あたりがミュージカルとして上演しそうだなとも思った。作曲者のカール・デイビスが映画、ミュージカル畑の人であるから、当然と言えば当然なのだが。バレエは古典的であるべしとは考えているわけではないけれど、舞台が楽しければ楽しいだけ、ちょっと違うかもなという違和感を拭い去ることができなかった。もちろん「アラジン」自体がつまらないとか、そういうことでは決してない。
次はもっとクラシカルな演目の本島美和を観てみたい。来年のお楽しみである。新国立劇場*2で鑑賞。
「アラジン」についての本島美和のインタビュー→こちら