はじめてのボロ市

morio01012008-12-15

16世紀から続いているという世田谷のボロ市*1。今年は431年目らしい。東京都無形民俗文化財に指定されているという。夜になって、そのボロ市に勇躍繰り出してみた。繰り出すといっても徒歩5分ほどなのであるが。
月曜日の夜の8時だというのに、ボロ市を開催している周辺は異様なまでの人波である。ちなみに朝の9時から夜の9時までが正規の「ボロ市タイム」である。普段の静けさを知っている者としては、ありえない騒がしさである。三分の一くらいはすでに店じまいしているのにも関わらずこの状況であるから、昼間などはいったいどれほどの賑わいになっているのだろう。
あたりを眺め回してみると、思っていたのとは少し違う。ボロ市というから、大規模なフリーマーケットのようなものをイメージしていたのだが、実際はプロ、セミプロらしき人が出している露店がほとんどではないか。いくつかの店で品物を手に取ってみたが、いかにも安かろう悪かろうなものが積み上げられているばかりで、普段物欲に負け気味な私ではあるが、楽勝で押さえきることができた。古道具や食器の出物があればと期待していたから、ちょっと肩すかしを喰らった気分である。
火曜日は出番たっぷりな一日なので、それが終わってからもう一度見に行ってみようと思う。めぼしい品物は何も残っていないかもしれないけれど、今日店じまいしていたところに何があったのか、それを確かめておきたい。ちなみに来月も15日と16日に開かれる。うちの近所のB級グルメを楽しみがてらいらっしゃいませんか?(って、誰に言っているのだろう)