たこ焼きへの愛は深く単純

morio01012008-12-14

東京では鯛焼きを食べまくっている私であるが、大阪に戻ってくれば、一も二もなくたこ焼きなのである。アンコのことなどはすっかり忘れ、粉ものソース味にうっとりするのである。
今日も近所の名もなきたこ焼き屋で買ってきて食べた。もう18年くらいの付き合いになる。ここも含めて、水準以上のたこ焼きを食べさせるところがあちこちにある幸せを噛み締める。観光地や繁華街の「がっちり商売やってます」的な有名店より、街並に溶け込むかのように控えめに佇んでいる店がいいのだ。もちろん椅子やテーブルなどない。屋号すらないところも多いから、グルメ雑誌はもとよりインターネットで探しても見つけることができない。しかし、大阪のどの街に行っても、地元の人に聞けば、おいしいたこ焼き屋の一軒や二軒はすぐに教えてもらえるはずである。
ということで、独断と偏見に満ちたたこ焼き@大阪のあり方を語ってみる。

  • 焼き方は、外カリ中トロを強調しすぎず、しかし、食感は明確に違う。中まで火が通り過ぎて、お好み焼きを固めたようなのは許しがたい。また外側を油で揚げたみたいにするのはもってのほか。
  • 具はタコ、天かす、紅ショウガ、ネギのみ。お好み焼きではないからキャベツやこんにゃくは入れない。変わりだねを自認する場合は左にあらず。
  • 形は美しい球形。つなぎ目がわからないのがよい。
  • ソースは甘口で鰹節粉と青のりをかける。マヨネーズは使わない。

なお出汁につけて食べる明石焼はたこ焼きとは似て非なる食べ物である。そもそも明石では玉子焼きという名前で売られているくらいだ。
東京でかねて行きたいと思っているのがあやのさんの紹介していた三島屋である*1。「東京で一番」と言う紹介文に身も心も震える。おいしい今川焼もあるそうだから、アンコ心も満たされるに違いない。
今日の挿絵はテレビ大阪のマスコットのたこるくんとタコベエ*2