サザエ鯛焼き古い家具

IMG_0761tikitにまたがって、世田谷から目黒方面を巡ってきた。走っている最中、目がかゆくてくしゃみが出たけど、花粉症ではないと信じる。
目的地その1:長谷川町子美術館*1桜新町
先月末にでかけたのに閉館中だった、そのリベンジを果たす。平日だから誰もいないだろうと思いきや、シルバーな世代を中心に結構な賑わいを見せていた。一部カップル。ここは季節ごとに収蔵展を行っており、現在は「春爛漫」と題して桜の絵画や調度品が展示されていた。しかしながら、観客は正直である、館内の広いスペースに展示されているこれらの美術品はそこそこに、狭い一室に押し込められたサザエさんコーナーに皆が集まっている。私も千住博の桜の絵画以外はさほどおもしろいとも思えず、あとはサザエさんコーナーで各種の資料を眺めることにした。ここに期待されているのは長谷川町子の収蔵したものより彼女自身の生み出した作品群であろう。夏休みにはサザエさん特集をするようだから、ま、わかっているとは思うんだけど。同じく賑わいを見せる館内ショップにはここでしか手に入れられないサザエさんグッズが多数販売されている。お約束のように買い込みました*2
目的地その2:OTU FURNITURE*3(鷹番)
食器類を整理する棚がほしかった。これまでは無印で買ったかごにがさがさと入れていた。使いにくいこと、この上なしである。もっとも一人分だから大きなものは必要ではなく、こぢんまりしたシンプルなものを探していたのだけれど、食器棚と言えば巨大なものばかりで、ちっともほしいものが見つからない。学芸大学あたりに古い家具を扱う店が多くあるということを知り、その中でもよさそうなところに立ち寄った。目黒通りにあるOTU FURNITUREには、アンティークではなく文字通り「古い日本の家具」が所狭しと並べられていた。こういうものが好きな人にはたまらない店であろう。そして見つけた。食器棚そのものではないものの、それに使ってもおかしくない、引き出しが五つついた道具箱を買った。いい感じにくたびれていてとても気に入った。これがわずか7英世である。いい店をみつけた。また行きたい。
目的地その3:寿々屋*4学芸大学)
締めはおやつである。OTU FURNITUREと同じく目黒通りにある寿々屋に向かう。『東京たいやきめぐり (Japanesque)』(Banana Books)にも掲載されている店で、以前から行ってみたいと思っていたところである。粒餡とクリームの2種があるのだが、先週来、カロリー摂取過多気味なので餡だけで我慢した。べちゃついていない外側の皮の力強さが好ましく、とてもおいしかった。次は欲望を抑えることなくクリームとの二尾一気食いに挑みたいと思う。ところで、この店の暖簾に書かれている「あやめだんご」って何だろう?
西日を浴びながらきこきこと帰ってきた。気持ちのよい、そして収穫の多いポタだった。